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2023.11.02院長ブログ
酸素室リニューアルしました
メルどうぶつ病院を開院してからもうすぐ10年となります。
開院当時から購入した機器類や少しずつ増やしていった手術器具や機械たち、
時間の経過とともに当然の如く劣化や故障などもみられてしまいます。
どの機器でも壊れてしまうと困りますが、その中でも重要で代わりのきかない
機械の一つとして、『ICU(酸素室)』が挙げられます。
当院では、呼吸状態の悪い子たちにはもちろんのこと、
うさぎさんの手術前後や体力の落ちている子達の手術後回復期などに
用いている機械となります。
酸素室に入れている子達にきちんと酸素が供給されなければ重篤な状態になってしまうため、
まだまだ使える状態ではありましたが、10年ということを境にリニューアルすることとしました!!
リニューアルした酸素室では、より細かく酸素濃度や温度湿度を設定することができ、
管理もより一層しやすくなりました。
病気により酸素室を使わないことが一番ですが、
何かがあった際にはより安全に機器を使えるようになったことで
僕自身も安心して治療に専念することができるようになりました。
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栃木県小山市の動物病院
メルどうぶつ病院
メルどうぶつ病院は
小山市・野木町・下野市・結城市をはじめとする
何でも気軽に相談出来る地元密着型の動物病院を目指しています。
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2023.01.09院長ブログ
新しい機器を導入しました
血液検査を行う際に『院内検査』と『外注検査』があります。
院内検査だと約30分で結果が出ますが、
外注検査だとどんなに早くても結果が出るまでに24時間はかかります。
・猫ちゃんの身体の中で炎症が起きていないかを判定できる『SAA』
・甲状腺ホルモンを測定できる『T4』(甲状腺機能亢進/低下症)
・副腎皮質機能亢進/低下症を測定できる『コルチゾール』
・門脈シャントや門脈低形成などの可能性を疑う指標の『総胆汁酸』
など今までは検査をしてから結果は後日でしたが、上記の機器を
導入したおかげで即日結果が出るようになり、
治療や判断がすぐに出来るようになりました!!
病気にならないのが一番ですが、何かありましたらご相談下さい。
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2018.09.28院長ブログ
新たな電気メス・血管シーリング装置を導入しました
新たな手術器具を導入いたしました!!
高周波手術装置Maxium(R)(マキシウム)<KLS Martin Group社製>です。
電気メスと血管シーリング機能が一体化となっており、様々な手術に使用することが
できます。
血管シーリング機能があることにより、今まで縫合糸を使用し
血管を結んでいましたが、この機械を使用することにより、
糸を使わずに血管を凝固させて止血することができます。
従来からある超音波手術システム(Sono Surg)などとも組み合わせることにより、
より一層、安全に手術が行えます。
高級車並のお値段は致しますが(汗)避妊去勢手術を始めとし
確実な手術を行うため、今回導入いたしました☆
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2018.03.28院長ブログ
新しい超音波診断装置(エコー)を導入しました(Aplio300 Platinum)
より正確な診断を行うために新たな超音波診断装置を導入しました。
超音波検査装置としては最上位機種の一つであるAplio300Platinumです。
今までの検査機器と比べより綺麗な画像を見ることができ、
より的確な診断が可能となりました。
超音波診断装置は麻酔などが必要ないため、心臓や腹部などの検査では
動物たちに負担なく検査をすることが可能となります。
健康診断として行うことも可能ですのでお気軽にお声がけください。
これからたくさん活躍する機会が出てくると思います。
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2015.09.19院長ブログ
緑内障の診断に(眼圧計:トノベット)
眼圧計トノベットを導入しました!!
それに伴い、今までは眼圧が高そうな子の場合、眼圧が測定出来る他院を
紹介させていただきましたが、当院でも測定可能となりました。
眼圧とは簡単に言うと「眼の硬さ」のことであり、
眼球に張りを与えて眼の形を保つのに必要な圧力の事をいいます。
眼球では『房水』と言われる「水分」がこの役割をしています。
『房水』は一定量作られ、排出されることで眼圧を維持していますが、
産生過剰であったり、何らかの問題で排出が出来なくなると、
房水過剰の状態となり、眼がパンパンになってしまいます。
その状態の事を『緑内障』といいます。
トノベットでは麻酔も必要なく、痛みを感じる事もなくわずか数秒で眼圧測定が可能です。
試しに僕自身も測ってみましたが、「眼に触れてるの??」と思うぐらい
測定が簡単でした。
眼が赤い・ショボショボするなどの症状が見られたらご相談ください。
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栃木県小山市の動物病院
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2015.08.02院長ブログ
耳内視鏡(オトスコープ)(犬・猫の外耳炎治療)
動物病院に来院される病気の中で最も多い病気は
耳の病気と言われています。
犬や猫が耳を痒がるという訴えの中には『細菌』や『酵母菌』が悪さをし外耳炎を
生じる事を筆頭に『耳ダニ』であったり、『異物』が入っている事や『ポリープ』
『腫瘍』など原因は多岐に渡ります。
「耳が汚れている」「耳が赤い」「耳が痒そう」などの訴えで病院に行った際には
こんな感じで耳の中を覗かれる事が多いと思います。
この手持ちの耳鏡でも何とか耳の中は確認出来るのですが、
どうやっても鼓膜付近まで覗く事が出来ない場合もあり、
飼い主さんが確認することが出来ずムズカしく思っていました。
そこで!!
『カールストルツ製 ビデオオトスコープ』を導入することになりました!!
普段の診療でも、
どれだけ汚れているのか?どれだけきれいになったのか?
など一緒に確認出来ます。
また難治性の外耳炎の場合には、麻酔下での処置となりますが
鼓膜付近の汚れや異物、耳毛なども処置する事が出来るようになりました☆
「耳が赤い」「耳が匂う」「耳が痒そう」などの訴えがみられた時には
ご相談くださいね。
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2015.05.14設備機器のご紹介
超音波メス(ソノサージ)のご紹介(犬・猫・うさぎの手術器具)
今回は超音波メス(ソノサージ)を紹介します。
そもそも超音波メスって何の機械なんだ???
1、血管をシーリング(閉じる)機械である
2、安全・確実に止血、切開が可能
3、手術時間の短縮が可能
4、体内に残す糸を軽減する事が可能
避妊や去勢手術といった予防の手術を始め、手術を行う際には血管を切断する必要が
あります。例えば太っている子だったり、がんなどの手術を行う際に血管が多岐に渡ると
出血量の増加や手術時間の延長などが生じ、結果、手術リスクや麻酔のリスクが上がります。
また近年では『縫合糸反応性肉芽腫』といって手術に使用した『糸』などの異物に反応し
腫瘤が形成される事もあります。
そこで当院では様々なリスクを軽減する意味でもこの機械を導入し、安全かつ確実な
血管閉鎖を行い、体内に残る糸を最小限に手術をする事が可能となりました。
まだ栃木県南の動物病院ではほとんど導入されていない機械です☆
どのような機械かの紹介の動画を下記に載せますので、ご興味のある方は
見てみて下さいね。
https://www.youtube.com/watch?v=uFla2VBr4Bo
(出典:youtube)
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2015.04.29設備機器のご紹介
ICUと酸素発生器(犬・猫・うさぎの呼吸・心臓病疾患に)
ICUという言葉は一度は聞いた事があると思います。
ICU(Intensive Care Unit)の略で日本語では『集中治療室』のことを意味します。
心臓病や肺疾患など呼吸器にトラブルを抱える子で状態が悪くなってしまった際には
大気中よりも濃い酸素濃度で呼吸を助ける必要があります。
このICUは
酸素濃度・温度・湿度をすべて調整してくれます。
また濃縮された酸素が持続的に必要となる為、
酸素発生器の存在も欠かせません。
この機械が必要にならない事が一番ですが、いざという時の為に
導入しました。