メルどうぶつ病院|小山市で犬・猫の診療・健康診断・避妊去勢手術・FIP治療なら

院長ブログ blog

  • 2025.01.27
    院長ブログ

    猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療寛解報告続々と

    以前からブログで紹介させていただきておりますが、

    当院では猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療を行っており、

    比較的早期に治療開始が出来た猫ちゃんのうち、

    現在のところ100%の子が寛解(治った状態を保てていること)になってくれています。

     

    今回ご紹介させていただく『ノンタン』ちゃんも、

    他院様にて余命1ヶ月と診断され飼い主様ご自身で当院を検索していただき

    来院いただきました。

    治療開始後からみるみるうちに元気になり

    投薬終了後の3ヶ月間も再発することなく元気に治療終了となりました。

    何度も記載しておりますが、猫伝染性腹膜炎の治療介入は

    出来うる限り早めの治療介入が必要となってきます。

    治療を検討させている際には早めのご相談をお願いいたします。

     

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    栃木県小山市の動物病院

    メルどうぶつ病院

    HP:http://www.meru-ah.com

    メルどうぶつ病院は

    小山市・野木町・下野市・結城市をはじめとする

    何でも気軽に相談出来る地元密着型の動物病院を目指しています。

    FIP(猫伝染性腹膜炎)治療を行っております。

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  • 2024.09.30
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    FIP治療後の去勢手術

    以前のブログにも記載しておりますが、

    猫伝染性腹膜炎(FIP)はどの年齢でも発症する可能性があります。

    その中でも一番多くみられる年代としては2歳未満の若齢時が多いとされています。

    中には避妊手術や去勢手術を行う前の年齢から発症してしまう子も珍しくありません。

     

    今回、若齢時にFIPと診断され治療&経過を終えた『トム』ちゃん、

    FIP治療もしっかりと乗り越えてくれ元気いっぱいになりすぎて

    早く去勢手術をしてほしいとの依頼となりました。

     

    去勢手術も無事に終え、手術5分後にはケージの中で飛び跳ねるくらい

    元気いっぱいの姿をみせてくれました。

    FIPの治療経過が問題なければ避妊・去勢手術を行うことに問題はないとされています。

     

    FIP診断後から早く治療に入れた子は続々と元気になってくれていますので、

    FIPと診断された場合にはお早めにご相談ください。

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  • 2024.08.15
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    猫の落葉状天疱瘡

    皮膚病といっても様々な症状があらわれることがあり、

    痒みだけでなく、痛みや不快感を伴うこともあります。

     

    今回ご来院いただいた『チロル』ちゃん。

    半年以上前から、他院様にて治療をしているが改善がないとのことで

    来院されました。

    皮膚の状態より、免疫疾患である『落葉状天疱瘡』という疾患を疑い、

    組織を採っての確定診断を行いました。

     

    病理検査結果として『落葉状天疱瘡』であったため

    それに準じた治療をかけた2週間後には、

    すっかり皮膚も綺麗になり、元気も取り戻したとのことでした。

    病気としては、これからも付き合っていく必要のある病気とはなりますが、

    きちんと確定診断ができ、治療により体調が改善したことに嬉しく思います。

     

    『皮膚病が改善しない』、または『何度も繰り返し悪化している』などの症状がありましたら

    ご相談いただければと思います。

     

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  • 2024.07.26
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    FIP寛解報告

    今まで不治の病と言われたFIPですが、比較的早期の段階で治療を始めた子達の

    ほぼすべての症例において良い経過を辿っていることに心から喜びを感じております。

     

    ウェット(腹水)タイプFIPで来院された『シュガー』ちゃん、

    他院様でFIPと診断され当院に来院されました。

    前医での診断結果と当院での追加検査結果から、FIPで間違いないと

    診断され、84日間の内服治療を頑張ってくれました。

     

    内服後の経過においても問題なく過ごせており、

    当院での治療は今回を以って終了となりました。

    来院当初は、食欲も落ち4.9kgだった体重でしたが、

    最終検査日には6.3kgまで成長するほどしっかりと食欲も出てくれました。

     

    FIPと診断された場合には早めの治療開始が治療成功の鍵となります。

    治療費は決して安いものではありませんが、早急な対応が必要となることを

    重々ご承知いただければと思います。

     

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  • 2024.07.01
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    FIP治療により寛解しました

    猫伝染性腹膜炎(FIP)という疾患は、数年前まで

    致死的な病であり、治療法はないといわれてきました。

    近年、幸いにもFIPが寛解する治療法が確立され始めたおかげで

    FIPにかかってしまった子達にも明るい希望の光が見えてくるようになりました。

     

    FIP治療に使用される薬剤は各動物病院により様々な種類があるようですが、

    当院ではイギリスでFIP治療薬として承認されている『GS-441524』を用いて治療を

    行っております(お薬の詳細に関しては<『お知らせ』のFIP治療をおこなっております>をご覧ください)

     

    治療薬は高価なものとはなりますが、猫ちゃんや投薬する飼い主様への安全性も高いため

    安心して投薬していただけると思います。

    FIPと診断されてから早期に治療をかけられた子達は

    続々と良い経過をたどってくれています。

     

    治療経過を知りたい!と仰られる飼い主様のお声を頂いたので、

    先日治療経過を終了した『ルル』ちゃんをご紹介させていただきます。

    84日間の投薬も頑張ってくれ、

    経過時の採血も嫌がることなくとても頑張ってくれました☺

     

    他院様からの紹介症例であったため、今後はかかりつけ病院様に戻って

    いただくので今回が最後の当院での経過となりましたが、

    お別れが寂しく感じるほどとても懐っこい良い子でした。

     

    FIPが疑わしいと診断され、治療を望まれる場合には

    早目の決断が必要となりますので、まずはお問い合わせいただければと思います。

     

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  • 2023.10.20
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    猫の潜在精巣(陰睾)

    わんちゃんの潜在精巣(精巣が陰嚢内に降りていないこと)は比較的遭遇しますが、

    ねこちゃんでの潜在精巣はわんちゃんに比べるとやや稀なケースとなります。

    わんちゃんの場合、潜在精巣を5歳くらいまで手術をしないでおくと

    腫瘍化しやすくなるという報告が挙げられておりますが、猫ちゃんの場合には

    潜在精巣の症例数自体が多くないため、しっかりとしたエビデンスは今のところ挙げられていません。

     

    そのため、猫ちゃんの潜在精巣でもわんちゃん同様に腫瘍化する可能性を考慮し、

    当院では早期の手術を推奨しています。

    今回、来院された『チャオ』ちゃんは、

    左の精巣は確認されるものの、右の精巣が確認することが出来ませんでした。

    触診でもどこにあるか全く分からず、超音波で確認すると皮膚の下(皮下脂肪の中)に

    小さく隠れていることが分かりました。(といっても、触診しても全然触れないのですが…)

    どこに右の精巣があるか分かりますか??

     

    手術直前にも超音波機器にて位置を正確に確認し、

    最小限の傷口で隠れている精巣を摘出することが出来ました。

    摘出した精巣の大きさを比べてみると、潜在精巣の小ささがわかると思います。

     

    6日後の抜糸の際には、ほとんど傷口も分からないくらいまで綺麗にくっ付いてくれていました。

    帰宅してからも食欲が落ちることなく、抜糸時にもしっかりと体重も増え、

    元気な姿をみせてくれた『チャオ』ちゃんでした。

    片方もしくは両側の精巣が確認できない子手術のご相談を頂ければと思います。

    もちろん両側精巣が降りてる子もご相談くださいね。

     

    不明な点がありましたらお気軽にご相談くださいませ。

     

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  • 2023.05.31
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    FIPの治療を行なっております

    FIPとは

    猫伝染性腹膜炎といわれる病気であり、猫コロナウイルスが原因となって生じる病気です。

    発症すれば、予後は絶望的であり治療法がないといわれていた病気でした。

    一般的に使用されていた薬剤に関しては、治療薬といえるほど治療効果はみられず病気が進行し、ほぼ全例において数日から数ヶ月の経過を辿り亡くなってしまいました。

     

    近年、様々な治療薬が提案されてきたことにより、ほぼ100%の致死率と言われていた病気が80%以上の高確率で寛解するという報告が出てきました。

     

    FIP治療薬

    FIPの研究者として有名なPedersen先生が論文で『GS-441524』という製品がFIPの治療薬として有効性が高いと発表されたことで、先が見えなかった病気に治療薬としての糸口が見付かったのです。

    https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/1098612X19825701

    この論文の結果からは、

    ・FIPに罹患した31頭のうち5匹は状態が悪く数日以内に死亡もしくは安楽死。

    残り26頭のうち18頭は84日間の治療を終了し、健康な状態を保てている。

    他の8頭に関しては再発がみられた、とのことが記載されています。

    この論文は2019年4月に発表されたものであり、現在は投与量やデータも蓄積してきたため、今後より一層の好成績が期待されています。

    ただし、FIPは非常に早く進行する病気(診断後の平均生存期間は約10日間)であり、治療に入るまでの期間が遅くなると治療反応性も乏しくなるため、出来る限り早期の治療開始が望まれます。

     

    当院で使用する治療薬

    当院はGS-441524製剤を使用して治療を行います。

    GS-441524のライセンスに関してはギリアド社が保有しており、ネット上で出回っているものは中国のメーカーがギリアド社に許可なく注射や内服薬に加工したもので、品質や成分などに関しても差があるといわれており、治療効果などもばらつきがあります。

    当院では、英国BOVA社にて猫用に調剤された正規品であるGS-441524(経口製剤)を輸入することができましたので、それを用いた治療を行っております。この治療法では高い有効性と安全性が確認されておりますが、残念ながら日本では未承認薬となっております。

     

    84日間(12週間)の投与が必要となり、FIPのタイプや症状、体重により治療費用は異なりますが、薬剤費のみで最低でも60万円〜の費用がかかってきます。

     

    治療の流れとして、

    検査

    当院では血液検査やレントゲン検査、超音波検査、細胞診、PCR検査などを用いてFIPの診断もしくはFIPの疑いが強くあるかどうかの検査を行います。(FIPを完全に確定診断することは非常に困難とされています)かかりつけ医での診断記録がありましたら必ずご持参いただき、必要があると判断しましたら追加検査を行います。

    検査に関して、神経症状を示すタイプのFIPなどの場合にはMRIなどの高度医療機器が必要となってきます。その際には埼玉県にMRIを撮りに行って頂くこととなり別途費用がかかります。

    経過

    基本的に1週間毎に経過で来院いただきます。その際、血液検査にて貧血の状態や炎症数値の確認、タンパク濃度やアルブミン/グロブリン値の測定、FIPのタイプにより画像検査などを状態に応じて行います。

    治療後の経過

    84日間の投与を終えたのち、再発がないかを月に1回(3ヶ月程度)検査を行います。

    再発兆候がみられなければ寛解と判断し治療を終了とします。

     

    FIP治療を当院で希望される際には必ず事前の電話連絡をお願い致します。

    上記で記載したように当院で用いる治療薬は輸入薬を使用いたします。在庫状況と輸入のタイミングによりお薬をお渡し出来ない可能性もあるため、必ずご連絡の上ご来院頂きますようお願い致します。

    ※当院に通院されていない子への投与は出来ません。

    ※必ず受診いただくことが条件となります。

    上記の事項に関しては必ずお読みください。

     

    以上のことをお読みいただいた上、FIP治療を希望される場合には当院診療時間内にお電話にてご連絡いただき、飼い主様の情報(お名前・住所)や猫ちゃんの情報(お名前・品種・年齢)、現在の状況(食欲の有無・診断はいつされたのかなど)をお知らせください。

    病院混雑時には一先ずご連絡先のみをお伺いし、手が空き次第折り返し連絡させていただくことがあります。ご了承ください。

  • 2023.03.01
    院長ブログ

    猫の関節炎治療薬に対する新薬(ソレンシア)発売されました

    歳を重ねてくると多くの方が『腰が痛い・膝が痛い』などの症状がみられると思います。

    僕も肩こり・腰痛持ちなのでその辛さは身に染みてよくわかります。

     

    ねこちゃんたちも実は腰が痛かったり、膝や肘が痛いことをご存知ですか?

    ある統計によると、10歳以上の猫の約7割、12歳以上の猫の約9割

    腰や膝・肘などに変形性関節炎を抱えていると言われています。

     

    「うちの猫は痛くて鳴いてませんよ?」と思われると思いますが、

    痛みを訴えて鳴くというのはよっぽど強い痛みのみとなります。

     

    変形性関節炎の症状として多くみられるものとしては、

    『ジャンプをしなくなる』『階段を上りたがらない(軽やかに上らなくなった)』

    『高いところから降りるのを躊躇する』『高いところに上りたがらない』

    『あまり動かない』『爪が伸びるようになった(グルーミングしなくなる)』

    『トイレを失敗するようになった(トイレじゃないところでおしっこしちゃう)』etc…

    などなどの症状で現われることが多いといわれています。

     

    また、別の論文では

    『関節炎の症状があるにも関わらずそれに対する治療率はわずか3%程度』

    とも言われています。

    つまり、明らかな痛みや元気消失・食欲不振を猫ちゃんが訴えていないため

    動きが悪かったり、よく寝ているのは「年齢によるものが大きいのだ」と

    思われてしまい現実的に治療を掛けられている子の割合が少ないということになります。

     

    今までの治療では、関節に対する『痛み止め』や『サプリメント』のみでしたが、

    今回新たに発売された『ソレンシア』は、関節炎に伴い分泌される物質を

    阻害することにより関節の痛みを緩和するお薬となっています。

    関節炎の多くは年齢を重ねてからみられる疾患ですので、

    腎臓病など持病を持っている子が多いと思いますが

    腎臓などへの安全性は高いといわれている薬剤となります。

    また、月に1回の注射薬となりますので、内服などは必要なく

    お薬を嫌がる猫ちゃんにとっても確実に投与が可能となります。

    上記の症状などが見られる場合には、一度ご相談下さい。

     

    ワンちゃん用の関節炎薬である『リブレラ(犬用)』に関しては、

    国内製造販売承認の認可を受けましたので、近いうちに

    発売されると思います。関節炎に苦しむわんちゃんたち、

    もう少しだけお待ち下さい。

     

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  • 2022.11.10
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    猫ちゃんの過敏性皮膚炎(アトピー性皮膚炎)

    近年、皮膚炎で来院される猫ちゃんの症例が多くみられます。

    その中でもアトピー性皮膚炎(アレルギー性皮膚炎)を疑う症例が多く

    来院され、最近ではほぼ毎日のようにアトピー疑いの子の診察をしています。

     

    『アトピー』という言葉自体の意味がギリシャ語由来で『不思議な』とか『つかみどころのない』と

    いった意味を指し示しており、まだまだ人医療でも治せる病気(完治)ではなく

    お薬などにより症状を抑える病気と位置付けられています。

     

    今回、来院された『スモモ』ちゃんですが、

    下腹部の痒みが酷いという主訴で来院されました。

    ベタベタと赤みが酷く、痒くて舐め壊している状態です

     

    お話をおうかがいした状況から、痒みの鑑別と治療を行い、

    2週間後の経過として、、、

    さらに2週間後には、、、

    皮膚もほとんど舐めなくなり、スモモちゃんのQOL(生活の質)も

    上がったとのことでした。

    (初診時のお顔ですが、目の周りや目の上部にも赤みがあります)

     

    アレルギーやアトピーは残念ながら、まだまだ治る病気ではないため

    多くの場合、継続的な治療が必要となってきます。

     

    飼い主様にして頂く継続的な投薬定期的な診察が必要となるため

    大変な病気ではありますが、『痒み』という感覚は、当人にとって

    非常に辛い感覚となります。『痒み』で悩まれている飼い主様がおられましたら

    ご相談いただければと思います。

     

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  • 2022.09.02
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    猫の寿命はどこまで延びる??

    『猫が30歳まで生きる日』という本はご存知でしょうか?

    猫の飼い主様なら一度は聞いたことがあるかもしれませんね。

     

    猫ちゃんにとって大きな障害となる病気の一つとして『腎臓病』の存在があります。

    10歳以上の猫ちゃんの35%15歳以上の猫ちゃんの80%が腎臓病に罹患すると言われています。

     

    これだけ多い病気にも関わらず、

    なぜ猫ちゃんが腎臓病になりやすいのか?』ということは分かっておりませんでしたが、

    冒頭に示した本の著者である宮崎先生ら研究チームがその原因を究明。

     

    長年に渡り治療法の無かった腎臓病に対して、

    希望の光とも言える物質『AIM』が発見されました。

     

    今後、AIMのさらなる研究がなされることにより猫ちゃんだけでなく、

    他の動物や人のさまざまな疾患の治療・予防への応用も期待されています。

     

    このAIMが配合された『AIM L-シスチンちゅ〜る』が発売されたため、

    当院でも取り扱いをすることととなりました。

     

    同時に腎臓病に対するちゅ〜るとして『低リン-低ナトリウムちゅ〜る』も

    取り扱いを始めました。

     

    どちらも動物病院専用ちゅ〜るとなります。

     

    1本単位でご購入いただけますので、試しに与えてみてはどうでしょうか??

    具体的に『そもそもAIM』ってなんなの?など御不明点がありましたら

    聞いていただければ『簡単に』お話しさせていただきますので

    お気軽にお問い合わせくださいね。

     

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