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2022.02.27院長ブログ
耳の中の異物摘出
寒い日が続き、暖房の前に陣取ったり、こたつの中でぬくぬくと温まっている
わんちゃんや猫ちゃんが多いと思います。
暖房やこたつはとても気持ち〜〜いい!ものですが、皮膚や耳が弱い子では
過剰に温まることが要因の一つとなり皮膚が痒くなったり耳が痒くなったりして来院されることがあります。
(暖房やこたつが悪いわけではありませんよ!!)
今回、おうちで定期的に耳掃除をされているという『パール』ちゃんが
耳掃除中に綿棒の先端が耳の中に入ってしまったとのことで来院されました。
耳の中を覗いてみると、、、
耳の奥(鼓膜の手前)にしっかりとはまってます。外耳炎で炎症が起きており、
耳の中が狭くなっているので、はまってしまったようです。
こうなってしまうと専用の器具で取り出す必要があり、
わんちゃんやねこちゃんでは嫌がり動いてしまうため、麻酔や鎮静が必要となりますが、、、
パールちゃんは悟りを開いたかの如く、大人しく処置をさせてくれたたため、
無麻酔で取り出すことができました!!
取り出す様子はコチラ↓↓↓
取り出す様子はコチラ↑↑↑
無事取り出すことが出来、すっきりとした『パール』ちゃんでした😁
今回の異物を取り出すのに使用した器具はカメラを通すと大きく見えますが、
実際の先端部分の長さは5mmにも満たないものとなります。
今回のように全く動かない子であれば無麻酔処置が可能ですが、
処置の際には数ミリ単位での操作となりますので基本的には麻酔下の処置となります。
耳の痒みや違和感が続く場合には飼い主様が気付かぬうちに耳の中に異物が入り込んでいる
ケースもありますので、そのような症状が見られる場合には早めのご来院をお願い致します。
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栃木県小山市の動物病院
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2021.12.26院長ブログ
誤飲に注意
クリスマスも過ぎ、年末年始もまもなくですが、
皆様どんなお正月を過ごす予定でしょうか??
動物たちに中毒を起こす可能性のある『タマネギ』や『チョコレート』、
などは一年を通して「盗まれて食べられた!!」などの主訴で来院されますが、
クリスマスや年末年始などで人が集まるイベントがあると、
いつも以上に『誤飲』が増える傾向にあります。
『チキンの骨』や『焼き鳥の串』などは注意してくださいね!
『クリスマス』も『お正月』も関係ありませんが、
今回、カミソリ🪒を食べたかもしれないという主訴で『コテツ』さんが来院されました。
早速レントゲンを撮ってみると、、、
しっかりと胃の中にカミソリが🪒写っていました。。。
ご飯も大量に食べてるので『内視鏡』は出来ないし、、、
刃物なので『催吐処置』はリスクがあるから出来ない。。。。
手術で胃を切って取り出す!というのが確実に取り出す方法ですが、
侵襲性も高く負担もかかる。。。。。
今回のカミソリは大きいものではないので運が良ければ、
どこも傷付けず便とともに出る可能性も選択肢の一つとして提案。
この提案を飼い主様に同意して頂けたので、『便量が増えるフード』を与えてもらい
嘔吐や元気消失、吐血・血便などの症状に注意しながら、数日後のレントゲンでは、、、
しっかりとカミソリ🪒はいなくなっていました(◜◡◝)
心配を他所に、元気一杯の『こてつ』くん(*´∀`)
何もなくて良かったね〜〜〜(ˊ˘ˋ* )♡
『誤飲』は飼い主様の目を盗んで行われるので、把握することは非常に難しいです。
人間側の認識として『こんなものは食べないだろう』ということはありません。
動物たちの『手や口』が届かないようにしていただき、
誤飲がきっかけで体調が悪くなることがないよう飼い主様もくれぐれもご注意ください。
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2021.12.24院長ブログ
胃腸炎かと思ったら。。。
寒い時期となり、
連日何頭も『嘔吐や下痢』の症状を示している
わんちゃんやねこちゃんが来院されています。
ほとんどの子は胃腸炎の治療で済みますが、
胃腸炎という病気の中でも『軽度/中程度/重度』の違いがあり、
1回だけの治療で落ち着く子から症状が落ち着くまで1週間弱かかる子もいます。
その他、血液検査をしないと分からない肝臓や腎臓、膵臓などの内臓系の病気で
嘔吐や下痢などの消化器症状がみられる子や
異物や誤食、消化管腫瘍といったようなレントゲンや超音波検査を駆使して診断する必要のある
病気のこともあるため、消化器症状といっても一概には括れないのです。
吐き続けている・下痢が続いている動物たちが来院されると
飼い主様に『原因は何なんですかね??』と聞かれることが多いのですが、
上記のように様々な理由が関与しているため『検査をしないと分からない』というのが本音です。
吐いているからとりあえず『吐き気止』。下痢をしているからとりあえず何度も『下痢止め』。
といったような治療は重大な病気を見落としてしまう危険性があるため、
漫然とこのような治療をし続けることはしておりません。
しっかりと原因を見付けて治療することで本人のしんどさを楽にしてあげるように
考えて診療しています。
さて、今回来院された『ベル』ちゃんですが、
嘔吐が続いており、ぐったりしているとの主訴で来院されました。
身体所見では呼吸が荒かったり、血圧が低下しているような
所見はありませんでしたが、いつものベルちゃんに比べ明らかに元気がない!!
そのため、血液検査を実施しましたが、、、💉―⊂|=0ヘ(・_・。)
⇨炎症の値が上がっている以外には異常なし😞
年齢も15歳とご高齢のため、半日お預かりし精密検査をして原因の特定が必要となりました。
お腹のレントゲンも超音波検査でも明らかな異常がなく、
胃腸の動きがやや悪くなっている『軽度の胃腸炎』症状しかみられませんでしたが、
胸のレントゲン・肺の超音波検査で、
『誤嚥性肺炎』が認められましたΣ(゜ω゜)
今回の『ベル』ちゃんのように肺炎や肺腫瘍などでは症状が相当進行してからでないと
『息が苦しいそう』などの症状が現れない子もいます。
呼吸状態が悪ければ、すぐに肺の病変を疑えますが、
今回のように何回も吐いてぐったりしているから原因が消化器症状だと思っていると
それに続発する呼吸器症状が原因のこともあり、『とりあえず』吐き気止!
などの治療をして、検査をしていなければ病気を見落としていたことが考えられます(;´Д`A “`
年齢のこともあり、心臓がやや悪くなっていますが、
治療への反応とベルちゃんの体力のお陰で肺も🫁すっかり元通りとなり、
本人も元気になってくれました😀
目指せ20歳!!
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2020.10.01院長ブログ
食べ過ぎにご注意!!
ご飯を食べて胃が拡張(満杯)することで『お腹いっぱい(満腹)!!』と感じます。
胃が破裂するほどご飯を食べることはまず無理ですが、
それが食べた後に「膨らむもの」なら話は別です!
今までも何件かそのような事故があり、それによって残念ながら亡くなった子たちも。。。
胃は拡張していても結構頑張れる臓器のため、何グラム(何kg)なら大丈夫ということは
一概に言えませんが、乾物(豆類)や発酵するものは(パン生地など)非常に危険です。
今回、身体は小さいけれどなかなかの大食漢であるチワワ(杏汰ちゃん)さんが、
飼い主様の隙を狙いおやつ袋を破って中身のほとんどを食べたとのことで来院されました。
体重も数日前の来院時は3.2kgだったのに今回は3.64kg!!
レントゲンを撮ってみると、、、
お腹の半分以上が胃!
まずは吐かせてどうなのか?を見るため
催吐処置を行いましたが、ほんのわずかしか排出されず。。。
残りがうまく腸に流れてくれれば問題ないですが、
今回食べたものが乾燥した芋のおやつだったため、より一層膨張するリスクもあり、
腸に流れなければ最悪亡くなる可能性をお話しした上で、緊急手術となりました。
お腹を開けてみると、、、
胃が拡張し、芋の形もはっきりと確認できます。また胃の粘膜が充血し赤くなっていました。
取り出したものは、
合計420g!!!!!(体重の13%!!)の乾燥芋!!(もちろん容器除く)
(※60kgの人なら7.8kg食べたことに相当)
全てを取り出した後に胃から小腸をみていくと全く芋が流れておらず、
一つも消化されていなかったため、結果的に手術をしていなければ命に関わる状態でした。
ちなみに、摘出後の胃は、
こんな感じに小さくなりました♡
命に関わる手術をしたにも関わらず、
入院中は、
『早くご飯ちょうだ〜〜〜い!』と催促が止まらないくらい元気に過ごし、
無事退院の運びとなりました⭐︎
食べ物ではない『異物』にはもちろん注意ですが、
食欲の秋とは言えど『食べ過ぎ』にはくれぐれもご注意下さいませ。
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2020.03.09院長ブログ
腹腔内出血
暖かくなり、花粉が多い季節となりました。
痒みを訴えてこられる動物さんたちが多く見られるようになっていますので、
痒みの行動がみられる場合にはお早めにご来院くださいませ。
いつもは元気なフレンチブルドック13歳の『アメリ』ちゃん。
前日より元気がなく、ご飯も食べないとの主訴で来院されました。
診察室に入るといつもならテンションMAXで元気いっぱいですが、
沈鬱状態でほとんど何にも反応がない状態。
どこが悪いかを調べるために血液検査を行うと、
貧血所見と腎臓数値の悪化がみられましたため、
より詳細に原因を確かめるべく超音波検査を行ったところ、
臓器破裂により血圧が一気に低下したためグッタリしていることが判明しました。
検査により、肺自体も肺炎を起こしていることも分かり、
麻酔のリスクがものすごく高い手術となりましたが、そのまま緊急手術。
夜の緊急手術だったため、その晩が一番心配な状態でしたが、
次の日には元気になり、ご飯も食べるようになってくれました。
病理検査結果でも今回破裂した臓器自体も良性ということが分かり一安心✌️
抜糸で来られた際には、いつもの『アメリ』ちゃんに戻り、今後の経過観察が
必要ない位、肺もきれいになり腎臓数値も戻り、元気いっぱいになってくれていました。
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2020.01.25院長ブログ
犬の急性膵炎
まだまだ寒い日が続く、、、かと思いきやそこまで寒くない日もあり、
体調を崩しそうな日々が続いておりますが皆様体調はいかがでしょうか??
動物たちは、というと、最近ようやく胃腸炎の流行りが
やや落ち着いた兆しを見せているような気がします。
以前のブログでも記載したように、
吐き気の原因は様々であり、原因の追求のためには、、、
・血液検査
・レントゲン検査
・超音波検査
・糞便検査
などなどが必要となります。
寄生虫などによる吐き気であれば糞便検査が必要になったり、
異物や腫瘍などの発見のためには超音波検査が必要になるなど、
各々の検査でしか原因が分からないことや、
これらの検査を複合的に組み合わせなければ原因が掴めないこともあり、
吐き気の原因によっては多くの検査が必要になってくることもあります。
普段はいっぱいで来院される『こまち』ちゃんですが、
今回は、突然の吐き気と元気消失で来院されました。
初めは胃腸炎の疑いでしたが、複合的に検査をすすめていくと、
重度の膵炎であると診断され、入院治療となりました。
膵炎は重篤化する可能性がある病気のため、非常に怖い病気の一つとなりますが、
数日間の入院治療に無事反応してくれ、元気に退院となりました⭐︎
胃腸炎の流行りがおさまってきた様子ではありますが、
吐き気・下痢などの症状の子は毎日のように来院されますので、
そのような症状が続いている場合には早目のご来院をお願い致します。
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2019.12.13院長ブログ
子宮蓄膿症による腎機能不全
子宮蓄膿症は以前もブログに記載しているので、
細かくは割愛しますが、その名の通り「子宮に膿が溜まる」病気です。
「子宮と卵巣を取ればいいだけだから簡単でしょ!」と以前飼い主様に
言われたこともありますが(苦笑)、実は結構怖い病気です。
『細菌数が多く存在し、大量に膿が溜まってたり』、『細菌が毒素を出していたり』、
『病気になってから時間が長期経過していたり』、『子宮が破裂していたり』すると
亡くなる可能性もグンとあがる非常に怖い病気となります。
破裂をすれば細菌性腹膜炎になりますし、細菌の毒素が内臓に悪影響を及ぼすことにより、
腎臓の機能がものすごく低下することで腎不全症状を示し、それに伴い
血液の流れが悪くなることで舌が壊死することもあり得るのです。
今回手術を行った『ネネ』ちゃんは、グッタリと横たわった状態で来院されました。
画像検査では子宮蓄膿症を示す状態ですが、血液検査を行うと、末期腎不全の状態でした。
a.腎不全がもともとあった上での子宮蓄膿症なのか、、、
b.子宮蓄膿症が原因で腎不全になっているのか、、、
によって治療法は変わってくるのですが、
ものすごく全身状態が悪いため、待っていることもできない状態でした。
かなりのリスクを伴う状態でしたが、無事なんとか手術を終えることができ、
結果的には子宮蓄膿症の毒素により腎不全が生じていたため手術をしなければ
間違いなく悪化する状況でした。
術後も様々な合併症が生じましたが、いろいろなお薬を使うことにより、
また『ネネ』ちゃんの生命力もあり、無事元気に退院となりました。
寒くなり、様々な病気の子が来院されています。
「食べない」「元気がない」などの症状が見られましたら、
『様子の見過ぎ』だけはしないようにお願い致します。
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2019.12.02院長ブログ
犬の眼瞼腫瘤
『目がしょぼしょぼしている』、『目が赤い』、『目が白い』etc…
などなど様々な目に関する病気の主訴がみられますが、
意外と多い病気の一つとして、『目にデキモノ』があります。
いわゆる「ものもらい」のように感染性のものであれば、内科的治療で
ほとんどは改善できますが、『デキモノ=腫瘤』であれば外科が必要となってきます。
犬の眼瞼(まぶた)に出来る腫瘤の半分程度は良性であることが多いのですが、
様子を見過ぎると良性であっても手に覆えないくらいの大きさになり、
非常に大変な摘出手術+美容形成手術が必要になってきます。
また、大きさがそれほどでもなくとも持続的に目に触れるものであれば
痛みがでたり、目ヤニが出る原因にもなるため早期の手術が必要になります。
今回手術を行なった『オレオ』ちゃんは、数ヶ月まえから眼瞼腫瘤があり、
破裂し、炎症が起こってしまったため、手術を行いました。
・手術前の腫瘤
炎症が生じ、下眼瞼(下まぶた)も全体的に腫れています。
・手術直後
炎症があったため、通常よりも出血が多く見られました。
・抜糸時
どこを手術したかほとんど分からない状態です。
手術後もすぐに元気になっていましたが、抜糸時にはより一層元気な
姿をみせてくれた『オレオ』ちゃんでした。
デキモノを見付けたら様子を見過ぎず、早めにご相談くださいね。
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2019.11.07院長ブログ
犬の前肢断脚
朝晩の寒暖差がまだまだ続くこの季節、犬・猫・うさぎさんとも
体調が崩れやすい時期となっております。なにか変化がありましたら
様子を見過ぎず、早めのご来院をお願いいたします。
3つの足で平然と立ち、愛嬌のある顔で見つめてくる
こちらのパグの『グーちゃん』。
以前から脚に病気を抱えていましたが、病気が進行し、
脚の痛みが強くなってしまったため
苦渋の決断により足を切らざるを得ない状況になってしまいました。
年齢も若くはなかったため、『麻酔のリスク』や『術後3本脚に慣れてくれるのか?』
などの心配はありましたが、こちらの心配を他所に、、、
↓↓↓↓↓(術後18時間後の様子です)↓↓↓↓↓
麻酔の覚めもよく、術後もすぐにご飯をガツガツと食べるくらい元気!
断脚手術は「すごく痛い手術」の一つに分類されますが、
疼痛管理もしっかりと行い、『術後痛みで震える』などの症状も一切見られませんでした。
経過も非常に良く、手術前よりもむしろ断脚後の方が
元気に活発となり、おやつのときにも走ってくるとのことで
生活の質が上がったことで飼い主様も喜んでおられました。
断脚ということは飼い主様にとっても辛い決断になると思いますが、
その手術が、本人の痛みや辛さを取ってくれる場合もあります。
飼い主様にとって難しい決断になることが多く、迷われることもあると思いますが、
もしその難しい決断を取らなければならないことがありましたらご来院下さい。
※ちなみに術後4時間後の『グーちゃん』様子です。
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2019.01.24院長ブログ
犬のアレルギー性皮膚炎
近年は犬だけでなく猫のアレルギー・アトピー性疾患も非常に増えています。
厄介な事に、人も含めアレルギー・アトピー性疾患はまだ完治する病気ではなく、
生涯にわたり上手に付き合っていく必要がある病気です。
アレルギー性疾患と言っても、そこまで痒みや皮膚の症状などが出ない軽度なものから、
『痒みが酷すぎて全く寝れない』
『炎症を繰り返し過ぎて、皮膚がごわごわと固くなってしまう(苔癬化<たいせんか>)』
などの症状を示す、超重度な状態まで様々です。
今回来院された『姫』ちゃんは、
他の病院で何件か受診し、数年間に渡りステロイドや抗生剤を使用してきたが
全く良くならず、どんどん酷くなってきたとのことで来院されました。
皮膚は全身的に苔癬化を生じ、ベタつきや感染が非常に強い状態で、
姫ちゃん自身も痒過ぎて眠れないのでどうにかして欲しいとのことでした。
アレルギー性疾患の場合には皮膚のバリア機能が非常に弱いため、
細菌やカビ、寄生虫など様々な感染も起こってきます。
しかしながら、今回の場合には抗生剤が長年に渡り使用されていたため、
耐性菌(抗生剤が何も効かない)が生まれ、抗生剤が何も効かない状況。。。
なかなか厳しい状況であることを伝えた上、治療を開始しました。
食事の変更、今まで投与していた内服薬の見直し、
シャンプー剤の変更、シャンプーのやり方や回数、などなど飼い主様の協力のもと
治療を行いました。
ただし、抗生剤は使えないので、夏場などは相当苦しい時期もありましたが。。。
その結果、
重度なアレルギーのため、完全には治ることはありませんが、
『痒くて寝られない』ということからは脱出することができ、
ベタつきやゴワゴワからは改善が見られるようになりました。
ただし、アレルギー性皮膚炎に関しては治ることはないため、
これからも『姫』ちゃんの皮膚状態を見ながら治療は続いていく事になります。
今回、重度なアレルギー疾患の症例をご紹介させていただきましたが、
今回の場合には飼い主様には2〜3日に1度の頻度で全身シャンプーを
していただいており、費用面でも相当の費用がかかっています。
内服薬を変更するだけでは良くなりませんし、僕自身が指示した通りに、
きちんとご来院され、指導した以上に飼い主様が工夫されシャンプーや皮膚ケアを
行なった努力の結果もたらされたものだと思っています。
アトピー・アレルギーが全く改善しないのだけれど、おっしゃる方もいるのですが、
・内服を指示通り服用していただけない。(内服の間隔が空く)
・きちんと指示通り来院されない。
・シャンプーはしない、出来ない。
といったことが出来ないとなかなか治療は難しいのではないかと思います。
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