メルどうぶつ病院|小山市で犬・猫の診療・健康診断・避妊去勢手術・FIP治療なら小山市の動物病院メルどうぶつ病院へ

院長ブログ blog

  • 2019.11.18
    院長ブログ

    うさぎの急性胃拡張

    季節の変わり目は非常に体調が崩れやすい時期となりますが、

    特にうさぎさんに関しては

    『急に食べない』『急にウンチが出ない』

    『昨日まで元気だったのに朝から動かない・元気がない』

    などの症状が見られることが多くなっています。

     

    胃や盲腸、小腸の軽度うっ滞であれば注射などのお注射一発!

    もしくはマッサージのみで元気になることもありますが、

    重度うっ滞や急性重度胃拡張などになるとそうはいきません!!

    もしそうであれば即、命に関わる状態となるのです。

     

    今回、来院された『ティーチ姫』ちゃんも急に元気・食欲がなくなったとのことでした。

    触っただけでも分かるくらい胃が拡張しており、このままだとお腹全体の

    血液の巡りが悪くなることで命に関わる可能性も危惧される状況であったため、

    急いで麻酔を掛けて胃の減圧を行ったところ、

    大分、胃の中のガスと発酵した残渣物を取り除くことができました。

    このまま入院処置とし、しばらく入院生活かな〜、と思っていましたが、

    翌日には点滴を齧り切り、『ティーチ姫』のご乱心が生じるほど

    元気に(ご立腹で)帰られました。

     

    特にうさぎさんの場合には、早め早めの処置が非常に大事になってきます。

    様子を見過ぎることで命を落とすこともありますので、

    何か異常がありましたら早めのご来院をお願いします。

     

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    栃木県小山市の動物病院

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  • 2019.11.07
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    犬の前肢断脚

    朝晩の寒暖差がまだまだ続くこの季節、犬・猫・うさぎさんとも

    体調が崩れやすい時期となっております。なにか変化がありましたら

    様子を見過ぎず、早めのご来院をお願いいたします。

     

    3つの足で平然と立ち、愛嬌のある顔で見つめてくる

    こちらのパグの『グーちゃん』。

    以前から脚に病気を抱えていましたが、病気が進行し、

    脚の痛みが強くなってしまったため

    苦渋の決断により足を切らざるを得ない状況になってしまいました。

     

    年齢も若くはなかったため、『麻酔のリスク』や『術後3本脚に慣れてくれるのか?』

    などの心配はありましたが、こちらの心配を他所に、、、

    ↓↓↓↓↓(術後18時間後の様子です)↓↓↓↓↓

     

    麻酔の覚めもよく、術後もすぐにご飯をガツガツと食べるくらい元気!

    断脚手術は「すごく痛い手術」の一つに分類されますが、

    疼痛管理もしっかりと行い、『術後痛みで震える』などの症状も一切見られませんでした。

     

    経過も非常に良く、手術前よりもむしろ断脚後の方が

    元気に活発となり、おやつのときにも走ってくるとのことで

    生活の質が上がったことで飼い主様も喜んでおられました。

     

    断脚ということは飼い主様にとっても辛い決断になると思いますが、

    その手術が、本人の痛みや辛さを取ってくれる場合もあります。

    飼い主様にとって難しい決断になることが多く、迷われることもあると思いますが、

    もしその難しい決断を取らなければならないことがありましたらご来院下さい。

     

    ※ちなみに術後4時間後の『グーちゃん』様子です。

     

     

     

     

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  • 2019.08.31
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    うさぎの足底皮膚炎

    『うさぎの足裏が赤いです』

    と診察に来院されるケースが比較的多くみられます。

    いろいろな病気が考えられますが、その中でも『足底皮膚炎』と診断

    することが多く、その名の通り、足の裏(底)の皮膚炎が生じた状態です。

    こんな感じ↓↓↓

    うさぎの後ろ足への負担の特性上、動かずじっとしていると

    踵(かかと)への負担が生まれ、犬猫と異なり肉球がないため皮膚炎ができやすいのです。

    基本的には軽度な皮膚炎はどのうさぎさんでも見られることが多く、

    ほとんどは無症状ですが、肥満や運動不足、硬い床面、糞尿の付着などが悪化因子となり、

    激しい潰瘍や骨にまで影響を及ぼすほど悪化すると、命に関わることなどもあります。

    今回来院された『アスル』ちゃんは無症状であったため、今後の悪化をさせないために

    敷材などをご指示させていただき経過観察となりました。

     

    毛の下に隠れてなかなか分からないことが多いため、

    お家でもひっくり返して足の裏を見てみてくださいね。

    気になることがあればご来院ください。

     

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  • 2019.08.30
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    避妊手術・去勢手術の必要性とは??

    避妊・去勢手術は日常的に行っている手術のひとつですが、

    飼い主様から『避妊・去勢手術はしたほうが良いの?』とよく聞かれるため

    改めてにはなりますが、避妊・去勢手術のメリット・デメリットに関して

    記載したいと思います。

     

    利点として

    男の子の場合

      ・ホルモン関連性の病気の予防

      (ex.前立腺疾患、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫など)

      ・精巣腫瘍など

    女の子の場合

      ・乳腺腫瘍のリスク減少(猫においては9割以上が乳がん)

      ・子宮蓄膿症などの子宮卵巣の病気の予防

    避妊手術の時期と乳腺腫瘍の予防効果では以下のデータが出ています。

    犬の場合

    犬の場合、2.5歳を過ぎてからの避妊手術は乳腺腫瘍の予防効果はほとんどないとされています。

    猫の場合

    以上の様なデータが出ておりますので当院では6〜7ヶ月位での避妊手術を推奨しています。

     

    デメリットとして、

    ・去勢・避妊手術を行うと太りやすい体質になる

    ・全身麻酔が必要になる

     

    日々行なっている手術ではありますが、麻酔のリスクを少しでも減らし、

    元気にお返しすることは決して簡単ではないと思っています。

    この子、この子の家族にとっては『一生に一度の手術』であり、

    元気にお返しできるよう麻酔・手術法、痛み止めなど日々考えながら手術をしています。

     

    当院では避妊・去勢手術は基本的に日帰り手術であり、

    夕方がお返しの時間となるため、手術時に痛みを最大限に取ってあげることで、

    飼い主様から「手術したのにこんなに元気なんだ〜!!」と言われることも

    一つの目標としています。

     

    今回のブログが『避妊・去勢手術をやるかどうしよう?』、

    と迷っている飼い主様の考えへの一助となればと思います。

    より詳しく相談したいという方はご来院いただければと思います。

     

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  • 2019.08.25
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    うさぎさんの切歯(前歯)カット

    県外からも沢山のご来院いただいているうさぎさんですが、

    その中でも多くみられる症状の一つとして『歯のトラブル』があります。

    以前のブログでも記載したようにうさぎの歯は一生涯伸び続けるため、

    歯同士の噛み合わせが悪くなると、歯が過剰に伸びてしまう『不正咬合』が

    生じます。

    切歯(前歯)であれば、麻酔なしでカットが可能であり、

    ダイヤモンドバーで切削しています。

    (非常に簡便な処置であるニッパーでカットすると歯に過剰な力が掛かり、

    歯根に炎症を生じさせてしまうことがあるため推奨されません。)

    <※臼歯カット(奥歯)は当院では全頭麻酔下にて行います>

     

    ものすごく暴れる子であれば麻酔が必要になるのでしょうが、

    当院では今のところ、全頭無麻酔で実施できており、実際の当院での施術は

    以下の様子となります。

     

    上下共切歯の過長が認められます。

    こんな感じで膝に乗せて☆

    カット終了です♡

    短く切っても大体、3〜5週間程度でまた切る必要性が出てきます。

     

    今回切歯をカットした『ぴょん』ちゃん。

    すごく若く見えますが、なんと10歳1ヶ月!!

    これからもしっかりとご飯が食べられるように切歯カット頑張ろうね〜!

     

    「歯が伸びて食べずらそう」ということがあれば、ご来院くださいね。

     

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  • 2019.06.03
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    うさぎの子宮疾患

    1日の寒暖差が大きいこの頃は犬猫を中心に下痢や吐き気の症状が

    増えておりますので、症状が継続している場合にはお早めにご来院ください。

     

    寒暖差の影響を受けるのはもちろん「うさぎ」さんも同様で、

    うさぎさんの場合にはそれが命に関わる場合もありますので

    様子を見過ぎない様にして下さいね。

     

    今回、やや便が小さくなり食欲が若干落ちたとのことで来院された

    『のん』ちゃんでしたが、レントゲンを撮ってみると腸内にガス貯留が

    見られ確かに胃腸のトラブルが起こっている状況。。。。。

    でもよ〜〜〜くレントゲンをみると、

    下腹部のあたりに通常ではみられない膨らみが。。。

    未避妊の女の子であり超音波検査においても子宮卵巣疾患を疑う所見が見られたため

    胃腸のトラブルを改善させる治療をかけた後、後日手術となりました。

     

    お腹をあけてみるとやはり術前診断通り子宮が大きく腫れており、

    子宮の病気であることが判明しました。

    (手術後も元気な『のんちゃん』です♡)

     

    今回のように違う病気から偶発的に子宮疾患などの病気が見付かることもあり、

    裏を返せば、そこまで子宮が腫れていても症状を表さないことがほとんどで

    あるとも言えます。

     

    麻酔のリスクはご理解いただかないと手術は出来ませんが、

    メスうさぎさんの場合には、子宮疾患を初めとする

    婦人科の病気が比較的多くみられる傾向であるため、

    生後半年から1歳齢くらいまでに避妊手術をすることはオススメしております。

     

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  • 2019.04.21
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    開院5周年!

    2014年4月21日に開院して当院は5周年を迎えました。

    皆様の御支持により5周年を迎えられましたことに感謝いたします。

    最近では診療が重なることによりお待たせしてしまうことも

    多くありますが、これからも出来得る限り皆様のお力添えが出来ますよう

    スタッフ共々精進してまいります。

     

    6年目を迎えた今年も時代遅れの治療にならぬよう

    新たな医療知識を取り込み続け、

    皆様に還元していけるようにしていきたいと思いますので

    何かご不明点がありましたらご相談下さい。

     

     

     

     

  • 2019.03.15
    院長ブログ

    猫のアレルギー性皮膚疾患part2

    暖かくなり始め、皮膚疾患が非常に多い時期になりました。

    近年、猫のアレルギー性疾患も非常に多く見かけるようになり、

    昨年から新たに『猫のアレルギー検査』や

    猫のアレルギー用フード』なども登場するようになりました。

     

    アレルギー性疾患は完治することがない為、お薬を使用することで

    痒みや皮膚の炎症を抑えていくことが治療の主体となります。

    猫のアレルギー性疾患は若い子だけでなく、

    高齢になってからでも発症することがあると言われています。

     

    今回来院された『斑(マダラ)』ちゃんも6歳齢頃より

    脱毛し始め、悪化してきたとのことで来院されました。

    他疾患を除外し、アレルギー性皮膚疾患と診断された後、

    治療を行なった結果、3ヶ月ほどで、

    皮膚の赤みもだいぶ消失し、発毛もみられてきました。

    痒みが減り、寝れることが多くなりました!

     

    ブログをみてお問い合わせをいただくことも多いのですが、

    アレルギー性疾患に対しては現在のところ、

    何回かお薬を使うだけで病気が改善するという劇的なお薬は存在しません。

    そのため飼い主様には内服を継続して与えて続けていただく必要性があることを

    ご理解いただければと思います。

     

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  • 2019.01.27
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    うさぎの潜在精巣(陰睾)

    うさぎさんの手術依頼も非常に増えております。

    今週は犬猫よりもうさぎさんの手術を多く行いました⌒(。・.・。)⌒

     

    うさぎさんの去勢手術自体はよく依頼を受ける手術の一つですが、

    今回手術をする『ルル』ちゃんには精巣が1個しか見当たりません。。。

    一定の月齢になったにも関わらず、陰嚢(袋)に精巣(お玉)が降りていないことを

    『潜在精巣』と言います。

    これは、犬にはそこそこ見られ、猫も稀に見られることがありますが、

    うさぎさんの潜在精巣はなかなかの稀度合になります。

     

    うさぎさんの場合、潜在精巣でなく、幼少期に事故や他うさぎに

    噛みちぎられてしまい存在しないこともあるため注意が必要です。

    また、潜在精巣は犬の場合、腫瘍化するリスクが高い文献が報告されていますが、

    うさぎにはその論文はまだ出ていません。

    しかしながら、症例報告として潜在精巣が腫瘍化した報告も出ているため、手術をすることが

    推奨されます。(もちろんお腹を開けて「ない」可能性もありますが。。。)

     

    さて、今回は、、、

    無事お腹の中にありました!!

    (精巣として発達しておらず、非常に未熟な精巣です)

     

    術後の経過も順調で全く問題ありませんでしたが、

    お家に帰り手術のストレスからか、破壊行為が続いたそうです笑 ̄(=⌒・⌒=) ̄

     

     

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  • 2019.01.24
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    犬のアレルギー性皮膚炎

    近年は犬だけでなく猫のアレルギー・アトピー性疾患も非常に増えています。

    厄介な事に、人も含めアレルギー・アトピー性疾患はまだ完治する病気ではなく、

    生涯にわたり上手に付き合っていく必要がある病気です。

    アレルギー性疾患と言っても、そこまで痒みや皮膚の症状などが出ない軽度なものから、

    『痒みが酷すぎて全く寝れない』

    『炎症を繰り返し過ぎて、皮膚がごわごわと固くなってしまう(苔癬化<たいせんか>)』

    などの症状を示す、超重度な状態まで様々です。

     

    今回来院された『姫』ちゃんは、

    他の病院で何件か受診し、数年間に渡りステロイドや抗生剤を使用してきたが

    全く良くならず、どんどん酷くなってきたとのことで来院されました。

    皮膚は全身的に苔癬化を生じ、ベタつきや感染が非常に強い状態で、

    姫ちゃん自身も痒過ぎて眠れないのでどうにかして欲しいとのことでした。

     

    アレルギー性疾患の場合には皮膚のバリア機能が非常に弱いため、

    細菌やカビ、寄生虫など様々な感染も起こってきます。

    しかしながら、今回の場合には抗生剤が長年に渡り使用されていたため、

    耐性菌(抗生剤が何も効かない)が生まれ、抗生剤が何も効かない状況。。。

    なかなか厳しい状況であることを伝えた上、治療を開始しました。

    食事の変更、今まで投与していた内服薬の見直し、

    シャンプー剤の変更、シャンプーのやり方や回数、などなど飼い主様の協力のもと

    治療を行いました。

    ただし、抗生剤は使えないので、夏場などは相当苦しい時期もありましたが。。。

    その結果、

    重度なアレルギーのため、完全には治ることはありませんが、

    『痒くて寝られない』ということからは脱出することができ、

    ベタつきやゴワゴワからは改善が見られるようになりました。

    ただし、アレルギー性皮膚炎に関しては治ることはないため、

    これからも『姫』ちゃんの皮膚状態を見ながら治療は続いていく事になります。

     

    今回、重度なアレルギー疾患の症例をご紹介させていただきましたが、

    今回の場合には飼い主様には2〜3日に1度の頻度で全身シャンプーを

    していただいており、費用面でも相当の費用がかかっています。

    内服薬を変更するだけでは良くなりませんし、僕自身が指示した通りに、

    きちんとご来院され、指導した以上に飼い主様が工夫されシャンプーや皮膚ケアを

    行なった努力の結果もたらされたものだと思っています。

     

    アトピー・アレルギーが全く改善しないのだけれど、おっしゃる方もいるのですが、

    ・内服を指示通り服用していただけない。(内服の間隔が空く)

    ・きちんと指示通り来院されない。

    ・シャンプーはしない、出来ない。

    といったことが出来ないとなかなか治療は難しいのではないかと思います。

     

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