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2024.01.17院長ブログ
指の間の腫瘤切除
デキモノ(腫瘤)は身体の様々な部位に出来、大きいものから小さいものまで
形や色味など様々なタイプがみられますが、
『経過観察で良い』『お薬で治る』『外科手術が必要』など様々なケースをお話しさせていただきます。
外科手術が必要となった際には、比較的簡単に取れる時もあれば、
拡大手術が必要でごっそりと組織を取らなければならないこともありますし、
腫瘤ができた部位によっては美容形成や生体本来の機能を損なわない様に
手術をする必要が求められることもあります。
今回指の間に腫瘤が確認され、だんだんと大きくなってきたとのことで
来院された『マロン』ちゃんですが、
できた腫瘤がコチラ…………
指の間いっぱいに腫瘤が形成されておりました。
事前の検査では、良性/悪性の判断がつきかねる結果であったため、
悪性の結果を想定した上で、
『取り残しなく切除する事』と『歩行に障害が出ない事』を考えて
手術をする必要がありました。
結果…
指と指の間、骨ギリギリで切除を行い、
腫瘤を無事に切除することができました(*´꒳`*)
…切除したは良いものの、
美容形成が求められる手術となるため、切除するよりも
綺麗に形成するほうが大変だと思われる手術でしたが、
手術直後は以下の様子となり、
10日後の抜糸の際には、以下の様な様子になってくれました(*´꒳`*)
(まだほんのちょっと炎症が残っている感じですね)
今では毛もしっかり生えて、どこを切ったか分からないくらいにまで
なってくれました。
もちろん、腫瘤自体も完全切除ができました。
飼い主様と動物のふれあいの中で、デキモノ(腫瘤)が確認された場合には
決して様子は見過ぎず、大きくなってくる様でしたら
少しでも早めのご来院をいただきますようお願い致します。
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栃木県小山市の動物病院
メルどうぶつ病院
メルどうぶつ病院は
小山市・野木町・下野市・結城市をはじめとする
何でも気軽に相談出来る地元密着型の動物病院を目指しています。
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2023.12.11院長ブログ
断指手術
多くの子が『デキモノ』があるといった主訴で来院されます。
1〜2mmの小さなものから10cm近くの大きなものまで様々ですし、
良性のこともあれば悪性のこともあります。
大概のものは細胞診といった無麻酔で針を刺すことにより
悪性なのか良性なのか判断がつきますが、まれに判断がつかずに微妙な診断となり、
確定診断のために麻酔をかけて手術をすすめることもあります。
手術にて切除といっても腫瘤が出来た場所により、
生体として機能を失わないために切除したのちに
きちんとした形成術が必要となります。
今回、爪の根本に腫瘤が形成されだんだんと大きくなってしまったため
完全に取り切るために断指手術を行なわざるを得なかった『ソラ』ちゃんですが、
飼い主様としては、指をとることが歩行に影響が出ないかなどを心配されていました。
後肢にできた腫瘤
断指手術直後
手術3週間後
腫れも歩行障害も出ることなく傷口も綺麗に治りました。
断指をすることに対して飼い主様の悩まれる気持ちは
よくわかります。
しかしながら万が一、様子を見過ぎることによって病気が進行し
指だけではなく足や手を落とすことも考えなければいけない状況になってしまうと、
より生活に支障が生じてしまいます。
デキモノが出来ないことが何よりですが、
腫瘤を発見し段々と大きくなっているようなことがあれば
早めの御受診をいただきますようお願い致します。
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2023.11.17院長ブログ
犬の脱毛症
皮膚病で来院される子は非常に多く、その主訴は
『痒み』『赤み』『湿疹』『脱毛』『デキモノ』…etcなど多岐に渡ります。
今回来院された、『エース』ちゃんは、
1年以上前から他院様にて治療を掛けていたものの『脱毛と痒み』が改善しないとの主訴で
セカンドオピニオンで来院されました。
経過が長く、前医にて様々なお薬が出されていたため、
確定診断を行うために皮膚の組織検査を出させていただいた結果をもとに
内服薬を変更した結果…
しっかりと発毛し痒みの軽減が認められました☺
皮膚病が治らない子や、痒みが続いている場合などがありましたらご相談くださいませ。
今回の症例でもそうですが、前医にて改善がみられず、セカンドオピニオンで
病気の診断を行う場合には、必要最低限の検査は必要となりますし、継続的にお薬が
必要になることが多くみられます。
かかりつけ医での治療を行っても『痒みや脱毛』が引かず、
当院のブログを見て頂きご来院いただくケースは多くあるのですが、
一目『見た』だけで診断できる病気はほとんど無く、検査が必要になることが多い
ということをご理解いただいた上、ご来院いただきますようお願い致します。
痒みは本人にとって非常にツラい感覚であるため、
その辛さを少しでも早く開放できるようにお手伝いができればと思います。
ご不明点がありましたら何でもご相談ください。
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2023.11.02院長ブログ
酸素室リニューアルしました
メルどうぶつ病院を開院してからもうすぐ10年となります。
開院当時から購入した機器類や少しずつ増やしていった手術器具や機械たち、
時間の経過とともに当然の如く劣化や故障などもみられてしまいます。
どの機器でも壊れてしまうと困りますが、その中でも重要で代わりのきかない
機械の一つとして、『ICU(酸素室)』が挙げられます。
当院では、呼吸状態の悪い子たちにはもちろんのこと、
うさぎさんの手術前後や体力の落ちている子達の手術後回復期などに
用いている機械となります。
酸素室に入れている子達にきちんと酸素が供給されなければ重篤な状態になってしまうため、
まだまだ使える状態ではありましたが、10年ということを境にリニューアルすることとしました!!
リニューアルした酸素室では、より細かく酸素濃度や温度湿度を設定することができ、
管理もより一層しやすくなりました。
病気により酸素室を使わないことが一番ですが、
何かがあった際にはより安全に機器を使えるようになったことで
僕自身も安心して治療に専念することができるようになりました。
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2023.10.30院長ブログ
うさぎさんの避妊手術
毎日のように避妊や去勢をはじめとした手術を行なっておりますが、
基本的にはわんちゃんやねこちゃんの占める割合が圧倒的に多いのです。
そんな中でも、ここ最近当院ではうさぎさんの手術依頼がグッと増えております。
以前のブログでも記載しておりますが、
うさぎさんの麻酔管理は本当に大変なんです。。。。。
うさぎの手術をご希望の方は、麻酔リスクなども充分にお話しさせて頂き、
ご家族全員が麻酔リスクをご了承頂いた後、手術とさせていただいておりますので
手術をご希望される際には一度お話を聞きにご来院いただければと思います。
うさぎさんの女の子に関しては、子宮・卵巣があることにより
子宮腺癌や子宮内膜症などの命に関わる病気に高確率でなりやすいため、
早期の避妊手術を行うことを推奨しております。
つい先日避妊手術を行った『伊藤』ちゃん。
とても緊張しいの子のため、麻酔リスクがより一層上がることも懸念されました。
飼い主様にも麻酔リスクを重々ご了承頂き手術をさせて頂きましたが、
心配もなんのその。手術が終わり1時間後には牧草をモグモグと
食べておりました。
糸が取られにくいように結び目を傷口と水平にしておりますが、
案の定、抜糸時までに糸はしっかりと取られてしまいました。
(皮膚の下は吸収糸で縫合しているため傷口が開くことはありません)
うさぎの子宮疾患や卵巣疾患はよほど重篤にならない限り症状を示すことはありません。
麻酔のリスクはありますが、早期の避妊手術を行うことを推奨しています。
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2023.10.20院長ブログ
猫の潜在精巣(陰睾)
わんちゃんの潜在精巣(精巣が陰嚢内に降りていないこと)は比較的遭遇しますが、
ねこちゃんでの潜在精巣はわんちゃんに比べるとやや稀なケースとなります。
わんちゃんの場合、潜在精巣を5歳くらいまで手術をしないでおくと
腫瘍化しやすくなるという報告が挙げられておりますが、猫ちゃんの場合には
潜在精巣の症例数自体が多くないため、しっかりとしたエビデンスは今のところ挙げられていません。
そのため、猫ちゃんの潜在精巣でもわんちゃん同様に腫瘍化する可能性を考慮し、
当院では早期の手術を推奨しています。
今回、来院された『チャオ』ちゃんは、
左の精巣は確認されるものの、右の精巣が確認することが出来ませんでした。
触診でもどこにあるか全く分からず、超音波で確認すると皮膚の下(皮下脂肪の中)に
小さく隠れていることが分かりました。(といっても、触診しても全然触れないのですが…)
手術直前にも超音波機器にて位置を正確に確認し、
最小限の傷口で隠れている精巣を摘出することが出来ました。
摘出した精巣の大きさを比べてみると、潜在精巣の小ささがわかると思います。
6日後の抜糸の際には、ほとんど傷口も分からないくらいまで綺麗にくっ付いてくれていました。
帰宅してからも食欲が落ちることなく、抜糸時にもしっかりと体重も増え、
元気な姿をみせてくれた『チャオ』ちゃんでした。
片方もしくは両側の精巣が確認できない子は手術のご相談を頂ければと思います。
もちろん両側精巣が降りてる子もご相談くださいね。
不明な点がありましたらお気軽にご相談くださいませ。
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2023.09.06院長ブログ
食欲不振
食欲不振などの消化器症状は季節の変わり目などに多くなる傾向があります。
うさぎさんに関しては、基本的に吐き気はみられない動物のため、
『食欲不振』『便が出ない/小さい』『沈鬱』などの症状を訴えて来院されます。
今回来院された『ベン』ちゃんも食欲が落ちているとの主訴で来院されました。
やや痩せていたため、検査を行うと、子宮が腫れていることがわかったため、
8歳という年齢ではありましたが手術を行いました。(血尿などの症状もありませんでした)
お腹を開けてみると、子宮と膀胱が連結した臓器となっている
先天性の奇形を認めました!!
普通ではあり得ない構造をしていたため、
何度も見返しましたが、奇形であることは間違いなく、
子宮を取り切るためには膀胱を切らなければならないため、
膀胱部分を切断した後、膀胱形成を行いました。
開けてビックリ!!の手術ではありましたが、
病変も無事に取りきれ、手術後には落ちていた食欲も戻り
元気になってくれました😁
食欲不振といっても今回のように様々な影響により
食欲が落ちることがありますので、様子がおかしいと思いましたら
早めのご来院をお願い致します。
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2023.08.03院長ブログ
背中が痛そうなんです。。。
『歩き方がおかしい』、『腰が痛そう』、『動きたがらない』…
などの症状で来院される子の場合、診察をすすめていくと椎間板ヘルニアなどの
脊中の病気の診断に辿り着くことが多く(確定診断にはMRIが必要です)
M・ダックスさんやトイ・プードルさんなどによくみられられます。
今回、来院された『モコ』ちゃんは、
腰が痛そうに背中を丸めており診察室でもたしかに腰が猫背になっている。。。
腰に病変がないかを確かめるためにレントゲンを撮ってみると、
腰の病変ではなくお腹の中に腫瘤が発見されました。
いつ破裂してもおかしくない状況であったため、
緊急的に手術を行い、お腹を開けてみると、
膵臓や小腸などの臓器に癒着した巨大な脾臓腫瘤が確認されました。
術後の覚めも良く、翌日には元気に帰って行きました☆
腰が痛そうとの主訴で来院されましたが、腫瘤を取り除いたあとは
元気いっぱい歩くようになったとのことでした。
脾臓腫瘤に関しては血液検査だけでは絶対に発見できない腫瘤のため、
健康診断として画像検査などを行うことを強く推奨します。
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2023.05.31院長ブログ
FIPの治療を行なっております
FIPとは
猫伝染性腹膜炎といわれる病気であり、猫コロナウイルスが原因となって生じる病気です。
発症すれば、予後は絶望的であり治療法がないといわれていた病気でした。
一般的に使用されていた薬剤に関しては、治療薬といえるほど治療効果はみられず病気が進行し、ほぼ全例において数日から数ヶ月の経過を辿り亡くなってしまいました。
近年、様々な治療薬が提案されてきたことにより、ほぼ100%の致死率と言われていた病気が80%以上の高確率で寛解するという報告が出てきました。
FIP治療薬
FIPの研究者として有名なPedersen先生が論文で『GS-441524』という製品がFIPの治療薬として有効性が高いと発表されたことで、先が見えなかった病気に治療薬としての糸口が見付かったのです。
https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/1098612X19825701
この論文の結果からは、
・FIPに罹患した31頭のうち5匹は状態が悪く数日以内に死亡もしくは安楽死。
残り26頭のうち18頭は84日間の治療を終了し、健康な状態を保てている。
他の8頭に関しては再発がみられた、とのことが記載されています。
この論文は2019年4月に発表されたものであり、現在は投与量やデータも蓄積してきたため、今後より一層の好成績が期待されています。
ただし、FIPは非常に早く進行する病気(診断後の平均生存期間は約10日間)であり、治療に入るまでの期間が遅くなると治療反応性も乏しくなるため、出来る限り早期の治療開始が望まれます。
当院で使用する治療薬
当院はGS-441524製剤を使用して治療を行います。
GS-441524のライセンスに関してはギリアド社が保有しており、ネット上で出回っているものは中国のメーカーがギリアド社に許可なく注射や内服薬に加工したもので、品質や成分などに関しても差があるといわれており、治療効果などもばらつきがあります。
当院では、英国BOVA社にて猫用に調剤された正規品であるGS-441524(経口製剤)を輸入することができましたので、それを用いた治療を行っております。この治療法では高い有効性と安全性が確認されておりますが、残念ながら日本では未承認薬となっております。
84日間(12週間)の投与が必要となり、FIPのタイプや症状、体重により治療費用は異なりますが、薬剤費のみで最低でも60万円〜の費用がかかってきます。
治療の流れとして、
検査
当院では血液検査やレントゲン検査、超音波検査、細胞診、PCR検査などを用いてFIPの診断もしくはFIPの疑いが強くあるかどうかの検査を行います。(FIPを完全に確定診断することは非常に困難とされています)かかりつけ医での診断記録がありましたら必ずご持参いただき、必要があると判断しましたら追加検査を行います。
検査に関して、神経症状を示すタイプのFIPなどの場合にはMRIなどの高度医療機器が必要となってきます。その際には埼玉県にMRIを撮りに行って頂くこととなり別途費用がかかります。
経過
基本的に1週間毎に経過で来院いただきます。その際、血液検査にて貧血の状態や炎症数値の確認、タンパク濃度やアルブミン/グロブリン値の測定、FIPのタイプにより画像検査などを状態に応じて行います。
治療後の経過
84日間の投与を終えたのち、再発がないかを月に1回(3ヶ月程度)検査を行います。
再発兆候がみられなければ寛解と判断し治療を終了とします。
FIP治療を当院で希望される際には必ず事前の電話連絡をお願い致します。
上記で記載したように当院で用いる治療薬は輸入薬を使用いたします。在庫状況と輸入のタイミングによりお薬をお渡し出来ない可能性もあるため、必ずご連絡の上ご来院頂きますようお願い致します。
※当院に通院されていない子への投与は出来ません。
※必ず受診いただくことが条件となります。
上記の事項に関しては必ずお読みください。
以上のことをお読みいただいた上、FIP治療を希望される場合には当院診療時間内にお電話にてご連絡いただき、飼い主様の情報(お名前・住所)や猫ちゃんの情報(お名前・品種・年齢)、現在の状況(食欲の有無・診断はいつされたのかなど)をお知らせください。
病院混雑時には一先ずご連絡先のみをお伺いし、手が空き次第折り返し連絡させていただくことがあります。ご了承ください。
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2023.05.31院長ブログ
腹腔内腫瘤
5月に入ってからも寒暖差の激しい日が長く長く続いております。
そのせいもあり、消化器症状を訴えて来院される子たちがすごく多くなっております。
今回来院された『ギン』ちゃんは、なんとなく食欲がないとの主訴で来院され、
下痢や吐き気などは全くみられませんでした。
外見からは何も異常が見当たらず、血液検査でも明らかな異常はみられなかったため、
画像検査を行うと、、、
お腹の中に10cm以上のデキモノが!!!
年齢も15歳ではありましたが、いつ破裂してもおかしくない状態であったため、
手術を行うこととなりました。
お腹をあけてみると周囲の組織に強く癒着した腫瘤が確認され、
それらを丁寧に剥がして腫瘤の摘出を行いました。
腫瘤がかなり強く癒着をしていたため、悪性の可能性も考慮されましたが、
結果は良性のものであり、摘出した後からご飯もしっかりと食べてくれるように
なりました(^O^)
おそらくデキモノがお腹の中で胃や腸を圧迫したり、お腹が痛いことで
食欲が減退していたものと推察されます。
食欲不振の原因でも様々なものが影響を及ぼすことがありますので、
様子がおかしいと思ったり、改善されない下痢や吐き気、食欲不振などがありましたら
ご相談くださいませ(^_^)
『ギン』ちゃんは手術翌日には元気に帰って行きました☆
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