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2025.12.05院長ブログ
本当にFIPですか?
猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療報告ブログなどをみて
お問い合わせやFIP治療目的で多くの方にご来院いただく
機会が増えております。
FIPの確定診断はなかなか困難を極めることもあり、
セカンドオピニオンとして当院に来院されるケースが非常に多くなってきております。
他院様にて『FIPが疑わしいがよく分からず判断が困難である』…といわれ
当院でFIPと診断し治療を開始するケースも多くあります。
別の例として、FIPでは無いにも関わらず
『FIPと診断されFIP の治療を開始しても病態が改善しない、もしくは悪化している』
とのことで当院にセカンドオピニオンで来院するケースも多くみられています。
FIPではないにも関わらずFIPの治療を行なっても当然効果がありません。
今回、2つの病院様にかかりFIPの疑いがあるとのことで当院に来院された
『コムギ』ちゃん。前医様での検査・治療内容を拝見したのち、
当院でも追加検査をさせていただきましたが、
FIPの病態とはどうにも様子が異なるため、
多角的に検査をおこなった結果『猫ヘモプラズマ症』という病気と診断されました。
元気食欲もなく貧血も重度ではありましたが、診断がきちんと確定したことにより
治療を行なった結果、ご飯もガツガツ食べるようになり貧血も改善し
すっかり元気を取り戻すことができました☺️

どの病気に関してもきちんとした診断および的確な治療が求められますが、
とくにFIPに関しては進行が早い病気のため迅速な診断・治療が必要とされます。
FIPかも?と診断されたが御不明点や疑問点がありましたら
早めのお問い合わせをお願いいたします。
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栃木県小山市の動物病院
メルどうぶつ病院
メルどうぶつ病院は
小山市・野木町・下野市・結城市をはじめとする
何でも気軽に相談出来る地元密着型の動物病院を目指しています。
FIP(猫伝染性腹膜炎)治療を行っております。
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2025.11.20院長ブログ
紐状異物の猫
異物を食べてしまい催吐処置(吐かせる処置)を実施したり、
異物が腸を閉塞させ嘔吐が止まらないとの主訴で来院されるケースを
最近多く経験します。
人間側からすると『これは食べないだろう』と思っても、
動物たちにとっては、食感だったり飼い主様の匂いがついていたりなどで
おもちゃとして遊んでいるうちに誤って飲み込んでしまい
誤食につながるパターンも多くみられています。
異物の中で最も気をつけていただきたいものの一つとして『紐状』のものが挙げられます。
『猫じゃらしのおもちゃの紐』や『釣り糸』『包装紙の紐』
『ビニールテープ』『ストッキング』『飼い主様の髪の毛など』etc…などなどあげればキリがないほどです。
ある程度の長さの紐や糸状のものが胃や腸で引っかかると、
まるでアコーディオンの様に腸がくねくねと折りたたまれてしまいます。
そのまま時間が経過すると、紐や糸状異物が腸を切ってしまい
命に関わる重篤な状態になってしまう非常に怖い異物の一つとして挙げられます。
ブログでも猫伝染性腹膜炎(FIP)治療寛解報告をした『サムライ』ちゃん、
FIP治療開始前はほとんどご飯も食べず非常に危ない状態で来院されましたが、
FIP治療を開始して数日でみるみるうちに元気になってくれました。
元気になってくれたのは良いのですが、元気になりすぎておもちゃの紐を
誤食してしまった疑いで来院されました。
FIP治療を開始してからまだたった10日間しか経過していなかったため、
麻酔や手術を行うことによりFIPの悪化や体調悪化なども懸念されましたが、
残念ながら超音波検査にて小腸のアコーディオン化が確認されているため
手術をせざるを得ない状況であり、そのまま緊急手術となりました。

手術結果、下記写真のように異物は60cmにもわたるゴム紐でした。
このまま気づかずに放置すれば非常に危険な状態になっていました。

手術も比較的順調に終わり、入院中はFIP治療も同時並行で行いましたが
一回も怒ることなく『武士道精神を貫くサムライ』の様に全ての治療や検査などを
こなし無事に退院の運びとなりました。

異物誤食に関しては飼い主様が気付かないうちに誤食していることも多くみられます。
食べ物でないものは動物たちの『手や口』が届かない場所にしまってもらい、
嘔吐などの症状が継続する際には早目の受診をするようにお願いいたします。
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2025.11.14院長ブログ
食べても痩せてしまう
ご飯を食べても食べても痩せてしまう。
そんな病気があるのはご存知ですか?
『腸リンパ管拡張症』という疾患もこのような症状が見られることがあります。
今回他院様にて『腸リンパ管拡張症』の診断がついており、
治療を行っているがだんだんと状態が悪化しているとのことで
『ハニー』ちゃんが来院されました。
他院様で診断が付いているといっても、診断が異なっている可能性や違う病気の
併発などの可能性を否定するために、最低限の検査を当院でも実施させていただきましたが、
やはり『腸リンパ管拡張症』で間違いないという診断に至りました。
この病気は完治するものではなく、治療コントロールが困難な症例においては
数ヶ月で死に至ることもある非常に怖い病気の一つとなります。
『ハニー』ちゃんも前医で行われていた治療には反応せずに
当院に来ていただいた際には、腹水も多量に溜まり全身状態も悪く非常に厳しい状況でありました。
当院では、今までに行われていない治療方法を提示させていただき治療を行った結果、
腹水もすっかり消失した上、体重もしっかりと増えて元気な姿になってくれました☺️

治療は生涯に渡り必要となりますが、病気になる前の元気な姿に戻ったとのことで
飼い主様も喜んでいただき非常に嬉しく思います。
継続する下痢や吐き気などの消化器症状がみられたり、
治療をかけても改善がみられない、などのことがありましたらご相談いただければと思います。
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2025.08.18院長ブログ
猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療報告
当院では猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療をおこなっております。
猫伝染性腹膜炎(FIP)と診断が付き、お薬を比較的早期(少量でも食欲がある子)に
治療介入ができた子たちは
今のところ100%の寛解率となっています。
FIP治療をおこなった子達すべてを紹介しているわけではないのですが、
投薬後3ヶ月間の再発がなく、当院での治療を終了とした子たちが
次々と元気になっていく姿がみられることを本当に嬉しく思います。
治療途中に大きな手術を行うことになったサムライちゃんが
再発がみられることもなく無事に寛解となり去勢手術も無事に終了となりました。


猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療は長い治療期間(84日間)の間、さまざまな体調不良が生じることも多く、
体調が悪ければ飼い主様にすぐにご来院いただくことも多くみられます。
猫伝染性腹膜炎(FIP)に限らず、病院に行っているが体調や症状の改善がない
などのことがありましたらお気軽にセカンドオピニオンとしてご相談ください。
また、猫伝染性腹膜炎(FIP)は日に日に悪化がみられる病気のため
猫伝染性腹膜炎(FIP)と診断され、治療をおこなうと決めた際にはお早めにご相談ください。
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2025.08.16院長ブログ
免疫介在性溶血性貧血(IMHA)
貧血という言葉は一度は聞いたことがあると思います。
貧血の原因は様々ありますが、
自分の免疫細胞が自分自身の血液細胞を攻撃して赤血球を壊してしまう
非常に怖い病気があります。
この病気を免疫介在性溶血性貧血(IMHA)と呼びますが、
わんちゃんで稀にみられる病気であり、ねこちゃんではかなり稀に生じる病気となります。
様々な原因が引き金でこの病気が起こると言われますが、
原因のほとんどは『原因不明』であることが多く致死率も4割ほどの非常に怖い病気です。
今回、免疫介在性溶血性貧血(IMHA)と診断し、
一時期は輸血をしないと命に関わるレベルであった『まめ』ちゃん。
この病気に効果のあるといわれるステロイド治療を行うも全く反応がなく、
他薬剤に切り替えたところみるみるうちに元気になり無事に寛解することができました。

貧血の原因も様々あり、手術が必要になるものから
治療困難な血液の病気など鑑別は多岐にわたります。
今回の免疫介在性溶血性貧血(IMHA)も非常に怖い病気の一つですが
幸いにもお薬に良好な反応を示してくれ、元気になった姿をみて
本当に安心しました。
何かありましたらお気軽にご相談ください。
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2025.07.19院長ブログ
難治性の尾皮膚炎
暑くなり、痒みやカサブタが出来ているなどの皮膚炎症状を訴えて来院する子が
多く見られますが、症状によってはより詳細な検査が必要になったり
なかなか治らない皮膚炎の子なども多く来院されます。
今回来院された『ソラ』ちゃんは、前の病院さんでお薬を処方されたがしっぽの
皮膚炎が段々と悪化しているとの症状で来院されました。

皮膚表面はひどく化膿しており、尻尾の先端は一部壊死して最悪『断尾』する
可能性も考えられました。
考えられる検査・治療を行い、飼い主様の献身的な自宅での処置があって
治療終了まで3ヶ月間を要しましたが断尾手術も行うことこともなく
治療を無事に終了することができました。


難治性の皮膚炎や繰り返される皮膚炎では費用のかかる検査が必要になることや
飼い主様による継続的な処置や内服投与が必要になることもあります。
現在の治療に対して他に何か出来ることがないのか、または
全然皮膚炎症状の改善がみられない、などの際にはご相談いただければと思います。
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2025.05.26院長ブログ
若齢犬の脱毛/皮膚が痒い
お久しぶりの投稿となります。
暖かく湿度が高くなると多くのワンちゃん猫ちゃんたちが
皮膚や耳が痒いという主訴で来院されます。
治療をしたが痒みの改善がみられないとのことで
セカンドオピニオンで来院されることが多いのですが、
今回、来院された『ちこ』ちゃんは脱毛と痒みを訴え前の獣医さんで
塗り薬を処方され塗っていたがどんどんと痒みが酷くなり
脱毛と赤みが全身に拡がってきた、とのことで来院されました。



全身の皮膚状態や脱毛の状態を細かく確認し、
各種検査を行い『若齢性毛包虫症』と診断が付いたため治療を開始しました。
1ヶ月後には、、、
痒みもしっかりと消失し、赤みの減退とともに
毛も少しずつ生えてきました。


最近は頻回にみる病気ではなくなりましたが、
痒みや赤みがみられ、拡がってくるなどの症状がありましたら
お早めの御受診をお願いいたします。
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2025.01.27院長ブログ
猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療寛解報告続々と
以前からブログで紹介させていただきておりますが、
当院では猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療を行っており、
比較的早期に治療開始が出来た猫ちゃんのうち、
現在のところ100%の子が寛解(治った状態を保てていること)になってくれています。
今回ご紹介させていただく『ノンタン』ちゃんも、
他院様にて余命1ヶ月と診断され飼い主様ご自身で当院を検索していただき
来院いただきました。
治療開始後からみるみるうちに元気になり
投薬終了後の3ヶ月間も再発することなく元気に治療終了となりました。
何度も記載しておりますが、猫伝染性腹膜炎の治療介入は
出来うる限り早めの治療介入が必要となってきます。
治療を検討させている際には早めのご相談をお願いいたします。
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2024.09.30院長ブログ
FIP治療後の去勢手術
以前のブログにも記載しておりますが、
猫伝染性腹膜炎(FIP)はどの年齢でも発症する可能性があります。
その中でも一番多くみられる年代としては2歳未満の若齢時が多いとされています。
中には避妊手術や去勢手術を行う前の年齢から発症してしまう子も珍しくありません。
今回、若齢時にFIPと診断され治療&経過を終えた『トム』ちゃん、
FIP治療もしっかりと乗り越えてくれ元気いっぱいになりすぎて
早く去勢手術をしてほしいとの依頼となりました。
去勢手術も無事に終え、手術5分後にはケージの中で飛び跳ねるくらい
元気いっぱいの姿をみせてくれました。
FIPの治療経過が問題なければ避妊・去勢手術を行うことに問題はないとされています。
FIP診断後から早く治療に入れた子は続々と元気になってくれていますので、
FIPと診断された場合にはお早めにご相談ください。
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2024.08.15院長ブログ
猫の落葉状天疱瘡
皮膚病といっても様々な症状があらわれることがあり、
痒みだけでなく、痛みや不快感を伴うこともあります。
今回ご来院いただいた『チロル』ちゃん。
半年以上前から、他院様にて治療をしているが改善がないとのことで
来院されました。
皮膚の状態より、免疫疾患である『落葉状天疱瘡』という疾患を疑い、
組織を採っての確定診断を行いました。
病理検査結果として『落葉状天疱瘡』であったため
それに準じた治療をかけた2週間後には、
すっかり皮膚も綺麗になり、元気も取り戻したとのことでした。
病気としては、これからも付き合っていく必要のある病気とはなりますが、
きちんと確定診断ができ、治療により体調が改善したことに嬉しく思います。
『皮膚病が改善しない』、または『何度も繰り返し悪化している』などの症状がありましたら
ご相談いただければと思います。
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