2021.02.17
『知覚過敏』と聞いて何を想像しますか??
「歯がしみる〜!!」と一番に考えちゃいますよね( ̄▽ ̄;)アハハ…
『猫の知覚過敏症候群』という病気があり
症状として、
「背中の皮膚がピクピクと波を打つように動いたのち、
その後何かに怯えたように走り出す」などが多く見られます。
ノミやマダニなどの寄生によるものや、ノミアレルギーなどの皮膚の痒み、
心因的なもの、脳神経疾患、etc…などでも生じることがあるため、一概には言えませんが
他の病気を除外したのち、知覚過敏症候群と診断します。
今回、そのような症状が悪化していたことと皮膚を舐めることにより脱毛が見られたと
来院された『ピノ』ちゃん。
当初の皮膚の状態は、、、
左後肢右後肢
上記のように舐めて皮膚が見えてしまっている状態でした。
他疾患の鑑別を行い『知覚過敏症症候群』と診断し、
治療を開始して1.5ヶ月後の皮膚は、、、
ほとんど舐めなくなったことにより上記のようにしっかりと発毛してくれました!!
『知覚過敏症候群』はまだ完全に解明されている病気ではないため、
皆が同じように治るとも限りませんし、また、今回この病気以外の鑑別を行うため、
他県まで飼い主様にMRIを撮りに行っていただいております。
症状が同じ!!といっても他の病気を除外するために必ず鑑別診断が必要になりますので、
同じような症状が我が子に当てはまる場合にはご相談くださいませ( ఠ‿ఠ )
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