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うさぎの角膜閉鎖症

2016.09.9

うさぎの『角膜閉鎖症』は『結膜伸長症』など様々な呼称がありますが、

この病気は結膜(白目の部分)が異常に伸びて角膜(黒目の部分)を覆うことで

視野が狭くなったり、結膜炎などを引き起こす事もあると言われる原因不明の病気です。

通常、この病気では全身麻酔を行い、伸びた結膜を切除したり色々と試行錯誤し

治療を行っていましたが、再発することも。。。

 

先日来院された『ペロ』ちゃん(2ヶ月齢)。

眼の膜が気になるとの事で来院され、『角膜閉鎖症』と診断されました。

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今回全身麻酔を使う事無く、新たな処置法で点眼麻酔のみで処置を行いました。

その後飼い主様にも御協力いただき、自宅でも点眼治療を行った結果、

およそ一週間ほどで大分きれいになりました。

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点眼麻酔だけなので、やや嫌がるところもありましたが、

うさぎさんの協力が得られたことで、全身麻酔を必要とせずとも

ここまで視野を広くすることが出来ました!!

 

今回の方法はあくまでも、うさぎさんがおとなしくしてくれ、

角膜に結膜の癒着が見られなかったため点眼麻酔で行いましたが、

状況やうさぎさんの性格により全身麻酔が必要なケースもあり得ることを

ご理解ください。

 

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