毎年ご好評いただいております、
『春の健康診断キャンペーン』実施中となります。(※予約不要です)
通常よりもかなりお得な価格にて検査をおこなうことが出来ます。
わんちゃん・ねこちゃんともに実施しておりますが、
わんちゃんの場合にはフィラリア検査の採血を行う際に同時に実施できますので
ご希望の場合には受付にて検査希望の旨をお伝えください。
昨年の健康診断キャンペーンでもこの検査をきっかけに病気が見つかった子が
何頭もいるため、数年検査をされていない子などは特に推奨いたします。
同時に、フィラリア/ノミ・マダニ薬まとめて購入割引キャンペーンも
6月末まで実施中となります。
健康診断実施の方、フィラリア/ノミ・マダニ薬ご購入の方に
下記写真のお散歩バックプレゼントもおこなっております。
何かご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
2025年度の狂犬病予防注射を開始いたしました!!
フィラリア検査と同時で大丈夫なの??と聞かれることも多いのですが、
『もちろん何の問題もありません!!』のでご安心下さい(^ ^)
但し、『狂犬病注射接種代金』並びに『接種済札』は
現金のみとなりますのでご注意くださいね。
また、当院初診の方は、下記の
もご覧の上、お問い合わせいただきますよう重ねてお願い致します。
資格は問いません。
パソコン入力ができる方、動物が大好きな方、私たちと一緒に働いてみませんか?
条件等は ハローワーク/カルーペット/ペットリクルートよりご確認いただき
ご応募お待ちしております!!
FIPとは
猫伝染性腹膜炎といわれる病気であり、猫コロナウイルスが原因となって生じる病気です。
発症すれば、予後は絶望的であり治療法がないといわれていた病気でした。
一般的に使用されていた薬剤に関しては、治療薬といえるほど治療効果はみられず病気が進行し、ほぼ全例において数日から数ヶ月の経過を辿り亡くなってしまいました。
近年、様々な治療薬が提案されてきたことにより、ほぼ100%の致死率と言われていた病気が80%以上の高確率で寛解するという報告が出てきました。
FIP治療薬
FIPの研究者として有名なPedersen先生が論文で『GS-441524』という製品がFIPの治療薬として有効性が高いと発表されたことで、先が見えなかった病気に治療薬としての糸口が見付かったのです。
この論文の結果からは、
・FIPに罹患した31頭のうち5匹は状態が悪く数日以内に死亡もしくは安楽死。
残り26頭のうち18頭は84日間の治療を終了し、健康な状態を保てている。
他の8頭に関しては再発がみられた、とのことが記載されています。
この論文は2019年4月に発表されたものであり、現在は投与量やデータも蓄積してきたため、今後より一層の好成績が期待されています。
ただし、FIPは非常に早く進行する病気(診断後の平均生存期間は約10日間)であり、治療に入るまでの期間が遅くなると治療反応性も乏しくなるため、出来る限り早期の治療開始が望まれます。
当院で使用する治療薬
当院はGS-441524製剤を使用して治療を行います。
追記(2024年1月)
注射薬であるレムデシビル(BOVA UK社)も使用して治療することが可能となりました。
全身状態が悪く飲み薬が飲めない猫ちゃんの初期治療薬として用いる薬剤となります。
GS-441524のライセンスに関してはギリアド社が保有しており、ネット上で出回っているものは中国のメーカーがギリアド社に許可なく注射や内服薬に加工したもので、品質や成分などに関しても差があるといわれており、治療効果などもばらつきがあります。
当院では、英国BOVA社にて猫用に調剤された正規品であるGS-441524(経口製剤)を輸入することができましたので、それを用いた治療を行っております。この治療法では高い有効性と安全性が確認されておりますが、残念ながら日本では未承認薬となっております。
84日間(12週間)の投与が必要となり、FIPのタイプや症状、体重により治療費用は異なりますが、薬剤費のみで最低でも50万円〜の費用がかかってきます。
治療の流れとして、
検査
当院では血液検査やレントゲン検査、超音波検査、細胞診、PCR検査などを用いてFIPの診断もしくはFIPの疑いが強くあるかどうかの検査を行います。(FIPを完全に確定診断することは非常に困難とされています)かかりつけ医での診断記録がありましたら必ずご持参いただき、必要があると判断しましたら追加検査を行います。
神経症状を示すタイプのFIPなどの場合にはMRIなどの高度医療機器が必要となってきます。その際には埼玉県にMRIを撮りに行って頂くこととなり別途費用がかかります。
経過
基本的に1週間毎に経過で来院いただきます。その際、血液検査にて貧血の状態や炎症数値の確認、タンパク濃度やアルブミン/グロブリン値の測定、FIPのタイプにより画像検査などを状態に応じて行います。
治療後の経過
84日間の投与を終えたのち、再発がないかを月に1回(3ヶ月程度)検査を行います。
再発兆候がみられなければ寛解と判断し治療を終了とします。
FIP治療を当院で希望される際には必ず事前の電話連絡をお願い致します。
上記で記載したように当院で用いる治療薬は輸入薬を使用いたします。在庫状況と輸入のタイミングによりお薬をお渡し出来ない可能性もあるため、必ずご連絡の上ご来院頂きますようお願い致します。
※当院に通院されていない子への投与は出来ません。
※必ず受診いただくことが条件となります。
※内服のみ処方するということはしておりません。
上記の事項に関しては必ずお読みください。
以上のことをお読みいただいた上、FIP治療を希望される場合には当院診療時間内にお電話にてご連絡いただき、飼い主様の情報(お名前・住所)や猫ちゃんの情報(お名前・品種・年齢)、現在の状況(食欲の有無・診断はいつされたのかなど)をお知らせください。
病院混雑時には一先ずご連絡先のみをお伺いし、手が空き次第折り返し連絡させていただくことがあります。ご了承ください。
当院に来院がないワンちゃんの場合、
狂犬病注射代金:3500円<小山市内>(現金のみの受付)の他に
・初診料+カルテ作成料:1650円
は必ずかかります。
集合注射とは異なり、診察受付の順番で接種となります故、
待ち時間が発生することもありますので、
そちらのこともきちんと御了承の上、
ご来院いただけますようお願い致します。
また、当院では狂犬病接種によるアレルギー反応に対応できるよう
接種時間を決めております。
1日を通じて診療を行っている日の午前9:00〜10:30。
(日・祝は半日診療なので接種不可です)
以上のことをご納得いただけない場合、
当院では狂犬病接種実施をお断りさせていただく場合があります。
メルどうぶつ病院 院長