以前にお知らせさせていただいた、Nu.Q VET TESTと画像検査キャンペーンを
下記の期間で実施いたします。
今回犬のみのキャンペーン検査となりますが、
通常料金と比較して、最大8000円ほどお得になるキャンペーン検査となります。
ご興味がありましたら、下記条件をお読みいただきご予約ください。
詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。
実施期間
7月5日(土曜)~8月6日(水曜)
検査内容
Nu.Q VET TEST検査(血液検査)
+レントゲン4枚(6枚)(胸部/腹部)
+超音波検査(胸部/腹部)
+検査結果診断書付き
※検査条件として半年以内の血液検査(健康診断キャンペーンもしくは院内血液検査)を
実施されている方限定となります(検査当日院内での一般血液検査も可能です)
・予約制となります
・12時間以上の絶食は必須です
・腹部の毛刈りは行います
・朝お預かり⇨午後お返しの半日検査となります
・1件あたりの検査に時間がかかるため1日当たりの予約件数が限られますので予約は先着順となります
※ご予約(お電話でも可)をいただいた時点で空いている日のみのご案内となります
また、午前診療となる日曜/祝日に関してはお受けしておりません
7月6日(日曜)
7月13日(日曜)
7月21日(月曜・祝日)
終日臨時休診日となります。
動物たちも長寿化が進んだこの時代、10歳齢を超えたわんちゃんの2頭に1頭はガンになる時代と言われています。体調が悪いと気付いた時には癌が進行していたり転移がみられていた、などということは残念ながら往々にしてみられます。
今回新たに犬のがん検査である『Nu.Q VET Cancer Test』という検査を導入したのでご紹介させていただきます。
このがん検査は血液検査のため、健康診断の一つとして簡易的に行うことができる検査となります。遺伝的に腫瘍が出来やすい犬種に関しては4歳以上で検査を行うことが推奨され、一般的には7歳以上での検査が推奨されています。従来の血液検査や画像検査などに加えてガンマーカーとして調べてみたいという際にはお申し付けください。
検査時の注意点として、
・4時間以上の絶食が必要(飲水は問題ありません)
・がんが必ずしも見付かる検査ではありません
・検査特性上※暦上での連休前や当院連休前には検査は不可です
※採血から外部検査に入るまでの時間制限があるためです
・外部検査になるため即日に結果は出ません
従来の血液検査・尿検査、レントゲン・超音波検査などの画像検査に追加オプションとしての検査が可能です。
2025年度の狂犬病予防注射を開始いたしました!!
フィラリア検査と同時で大丈夫なの??と聞かれることも多いのですが、
『もちろん何の問題もありません!!』のでご安心下さい(^ ^)
但し、『狂犬病注射接種代金』並びに『接種済札』は
現金のみとなりますのでご注意くださいね。
また、当院初診の方は、下記の
もご覧の上、お問い合わせいただきますよう重ねてお願い致します。
FIPとは
猫伝染性腹膜炎といわれる病気であり、猫コロナウイルスが原因となって生じる病気です。
発症すれば、予後は絶望的であり治療法がないといわれていた病気でした。
一般的に使用されていた薬剤に関しては、治療薬といえるほど治療効果はみられず病気が進行し、ほぼ全例において数日から数ヶ月の経過を辿り亡くなってしまいました。
近年、様々な治療薬が提案されてきたことにより、ほぼ100%の致死率と言われていた病気が80%以上の高確率で寛解するという報告が出てきました。
FIP治療薬
FIPの研究者として有名なPedersen先生が論文で『GS-441524』という製品がFIPの治療薬として有効性が高いと発表されたことで、先が見えなかった病気に治療薬としての糸口が見付かったのです。
この論文の結果からは、
・FIPに罹患した31頭のうち5匹は状態が悪く数日以内に死亡もしくは安楽死。
残り26頭のうち18頭は84日間の治療を終了し、健康な状態を保てている。
他の8頭に関しては再発がみられた、とのことが記載されています。
この論文は2019年4月に発表されたものであり、現在は投与量やデータも蓄積してきたため、今後より一層の好成績が期待されています。
ただし、FIPは非常に早く進行する病気(診断後の平均生存期間は約10日間)であり、治療に入るまでの期間が遅くなると治療反応性も乏しくなるため、出来る限り早期の治療開始が望まれます。
当院で使用する治療薬
当院はGS-441524製剤を使用して治療を行います。
追記(2024年1月)
注射薬であるレムデシビル(BOVA UK社)も使用して治療することが可能となりました。
全身状態が悪く飲み薬が飲めない猫ちゃんの初期治療薬として用いる薬剤となります。
GS-441524のライセンスに関してはギリアド社が保有しており、ネット上で出回っているものは中国のメーカーがギリアド社に許可なく注射や内服薬に加工したもので、品質や成分などに関しても差があるといわれており、治療効果などもばらつきがあります。
当院では、英国BOVA社にて猫用に調剤された正規品であるGS-441524(経口製剤)を輸入することができましたので、それを用いた治療を行っております。この治療法では高い有効性と安全性が確認されておりますが、残念ながら日本では未承認薬となっております。
84日間(12週間)の投与が必要となり、FIPのタイプや症状、体重により治療費用は異なりますが、薬剤費のみで最低でも50万円〜の費用がかかってきます。
治療の流れとして、
検査
当院では血液検査やレントゲン検査、超音波検査、細胞診、PCR検査などを用いてFIPの診断もしくはFIPの疑いが強くあるかどうかの検査を行います。(FIPを完全に確定診断することは非常に困難とされています)かかりつけ医での診断記録がありましたら必ずご持参いただき、必要があると判断しましたら追加検査を行います。
神経症状を示すタイプのFIPなどの場合にはMRIなどの高度医療機器が必要となってきます。その際には埼玉県にMRIを撮りに行って頂くこととなり別途費用がかかります。
経過
基本的に1週間毎に経過で来院いただきます。その際、血液検査にて貧血の状態や炎症数値の確認、タンパク濃度やアルブミン/グロブリン値の測定、FIPのタイプにより画像検査などを状態に応じて行います。
治療後の経過
84日間の投与を終えたのち、再発がないかを月に1回(3ヶ月程度)検査を行います。
再発兆候がみられなければ寛解と判断し治療を終了とします。
FIP治療を当院で希望される際には必ず事前の電話連絡をお願い致します。
上記で記載したように当院で用いる治療薬は輸入薬を使用いたします。在庫状況と輸入のタイミングによりお薬をお渡し出来ない可能性もあるため、必ずご連絡の上ご来院頂きますようお願い致します。
※当院に通院されていない子への投与は出来ません。
※必ず受診いただくことが条件となります。
※内服のみ処方するということはしておりません。
上記の事項に関しては必ずお読みください。
以上のことをお読みいただいた上、FIP治療を希望される場合には当院診療時間内にお電話にてご連絡いただき、飼い主様の情報(お名前・住所)や猫ちゃんの情報(お名前・品種・年齢)、現在の状況(食欲の有無・診断はいつされたのかなど)をお知らせください。
病院混雑時には一先ずご連絡先のみをお伺いし、手が空き次第折り返し連絡させていただくことがあります。ご了承ください。