2024.11.1
11月23日(土・祝)・11月24日(日)
臨時休診となります。
診察時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
8:45〜11:00 | ◯ | / | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
14:50〜18:00 | ◯ | / | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | / |
電話: 0285−39−7818
〒323-0829 栃木県小山市東城南2丁目37−12
2024.11.1
11月23日(土・祝)・11月24日(日)
臨時休診となります。
2024.09.21
毎年ご好評いただいております
秋の健康診断キャンペーンを
9月21日(土)から12月25日(水)まで実施しております。
通常の血液検査よりもお得な価格で検査することができますので、
今までの血液検査で気になる値があるといわれた子や
春の健康診断で何らかの項目が引っかかった子、
今まで血液検査をやったことがない子など、
特に予約などは必要ありませんのでこの期間に検査してみることをオススメいたします。
ご不明点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
2024.06.1
FIPとは
猫伝染性腹膜炎といわれる病気であり、猫コロナウイルスが原因となって生じる病気です。
発症すれば、予後は絶望的であり治療法がないといわれていた病気でした。
一般的に使用されていた薬剤に関しては、治療薬といえるほど治療効果はみられず病気が進行し、ほぼ全例において数日から数ヶ月の経過を辿り亡くなってしまいました。
近年、様々な治療薬が提案されてきたことにより、ほぼ100%の致死率と言われていた病気が80%以上の高確率で寛解するという報告が出てきました。
FIP治療薬
FIPの研究者として有名なPedersen先生が論文で『GS-441524』という製品がFIPの治療薬として有効性が高いと発表されたことで、先が見えなかった病気に治療薬としての糸口が見付かったのです。
https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/1098612X19825701
この論文の結果からは、
・FIPに罹患した31頭のうち5匹は状態が悪く数日以内に死亡もしくは安楽死。
残り26頭のうち18頭は84日間の治療を終了し、健康な状態を保てている。
他の8頭に関しては再発がみられた、とのことが記載されています。
この論文は2019年4月に発表されたものであり、現在は投与量やデータも蓄積してきたため、今後より一層の好成績が期待されています。
ただし、FIPは非常に早く進行する病気(診断後の平均生存期間は約10日間)であり、治療に入るまでの期間が遅くなると治療反応性も乏しくなるため、出来る限り早期の治療開始が望まれます。
当院で使用する治療薬
当院はGS-441524製剤を使用して治療を行います。
追記(2024年1月)
注射薬であるレムデシビル(BOVA UK社)も使用して治療することが可能となりました。
全身状態が悪く飲み薬が飲めない猫ちゃんの初期治療薬として用いる薬剤となります。
GS-441524のライセンスに関してはギリアド社が保有しており、ネット上で出回っているものは中国のメーカーがギリアド社に許可なく注射や内服薬に加工したもので、品質や成分などに関しても差があるといわれており、治療効果などもばらつきがあります。
当院では、英国BOVA社にて猫用に調剤された正規品であるGS-441524(経口製剤)を輸入することができましたので、それを用いた治療を行っております。この治療法では高い有効性と安全性が確認されておりますが、残念ながら日本では未承認薬となっております。
84日間(12週間)の投与が必要となり、FIPのタイプや症状、体重により治療費用は異なりますが、薬剤費のみで最低でも50万円〜の費用がかかってきます。
治療の流れとして、
検査
当院では血液検査やレントゲン検査、超音波検査、細胞診、PCR検査などを用いてFIPの診断もしくはFIPの疑いが強くあるかどうかの検査を行います。(FIPを完全に確定診断することは非常に困難とされています)かかりつけ医での診断記録がありましたら必ずご持参いただき、必要があると判断しましたら追加検査を行います。
神経症状を示すタイプのFIPなどの場合にはMRIなどの高度医療機器が必要となってきます。その際には埼玉県にMRIを撮りに行って頂くこととなり別途費用がかかります。
経過
基本的に1週間毎に経過で来院いただきます。その際、血液検査にて貧血の状態や炎症数値の確認、タンパク濃度やアルブミン/グロブリン値の測定、FIPのタイプにより画像検査などを状態に応じて行います。
治療後の経過
84日間の投与を終えたのち、再発がないかを月に1回(3ヶ月程度)検査を行います。
再発兆候がみられなければ寛解と判断し治療を終了とします。
FIP治療を当院で希望される際には必ず事前の電話連絡をお願い致します。
上記で記載したように当院で用いる治療薬は輸入薬を使用いたします。在庫状況と輸入のタイミングによりお薬をお渡し出来ない可能性もあるため、必ずご連絡の上ご来院頂きますようお願い致します。
※当院に通院されていない子への投与は出来ません。
※必ず受診いただくことが条件となります。
※内服のみ処方するということはしておりません。
上記の事項に関しては必ずお読みください。
以上のことをお読みいただいた上、FIP治療を希望される場合には当院診療時間内にお電話にてご連絡いただき、飼い主様の情報(お名前・住所)や猫ちゃんの情報(お名前・品種・年齢)、現在の状況(食欲の有無・診断はいつされたのかなど)をお知らせください。
病院混雑時には一先ずご連絡先のみをお伺いし、手が空き次第折り返し連絡させていただくことがあります。ご了承ください。
2024.03.1
当院に来院がないワンちゃんの場合、
また、当院では狂犬病接種によるアレルギー反応に対応できるよう
接種時間を決めております。
1日を通じて診療を行っている日の午前9:00〜10:30。
(日・祝は半日診療なので接種不可です)
以上のことをご納得いただけない場合、
当院では狂犬病接種実施をお断りさせていただく場合があります。
メルどうぶつ病院 院長
2024.03.1
2024年度の狂犬病予防注射を開始いたしました!!
フィラリア検査と同時で大丈夫なの??と聞かれることも多いのですが、
『もちろん何の問題もありません!!』のでご安心下さい(^ ^)
但し、『狂犬病注射接種代金』並びに『接種済札』は
現金のみとなりますのでご注意くださいね。
また、当院初診の方は、下記の
もご覧の上、お問い合わせいただきますよう重ねてお願い致します。
2024.01.26
FIPの治療薬に関しては、現在のところ日本で承認されたお薬はありません。
当院で使用している『GS-441524』『レムデシビル』はBOVA UK社製のものであり、
イギリスでは動物用医薬品として承認を正式に受けているものとなります。
現在動物病院でFIPの治療に用いられているものとしては上記製剤の他に『モルヌピラビル』、
『MUTIAN(Xraphconn)』などといった製剤を用いて治療をしていることが多いと思います。
当院でFIPの治療薬に使用しているものなどに関して、お問い合わせをいただくことがあるので、
簡単に説明させていただきます。
『モルヌピラビル』
人間の新型コロナウイルスに対して承認された内服薬となります。
FIPの原因ウイルスは猫のコロナウイルスであるため、モルヌピラビルを使用して治療を行なっている
動物病院もあるようです。ジェネリックも出ているためBOVA社GS-441524に比べると
費用は1/10くらいとかなりお安いものとなります。
では、なぜ当院ではモルヌピラビルを使用していないかというと、
FIPにおける猫の最適な用量が公式に定まっておらず、安全性が確認されていないから、
ということが1番の理由となります。
冒頭でも記載した様に、モルヌピラビルは人間の新型コロナウイルス治療薬として承認が得られた
お薬となりますが、国立成育医療研究センターのホームページには、
・妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(使用禁忌)
・動物試験では、ラットにおいて催奇形性が報告されている
と記載されています。
https://www.ncchd.go.jp/kusuri/covid19_yakuzai.html
人間の新型コロナウイルス治療薬として人にモルヌピラビルを使用する場合には
5日間の投与となりますが、猫ちゃんではFIPの治療に長期間投与(84日間)が必要となるため
催奇形性(奇形が出る可能性)であったり
発がん性の可能性も否定できないと考えられます。
どのような薬剤に対してもそうですが、当院で使用しているGS製剤においてもFIPウイルスに対して
耐性(製剤が効かないこと)が出ることがあるといわれております。
その場合にはモルヌピラビルなどの薬剤を推奨することがありますが、
当院には常備しておりませんので必要と思われた際には常備している病院様へのご紹介となることもあります。
『MUTIAN(Xraphconn)』
多成分製剤といわれ、根本となっているものがGS-441524であることが判明し、
GS-441524を模倣して作られたものである。以前から流通しており、FIPが寛解する報告は多数報告されている。
製剤は高価であり100万円〜150万以上かかる。
2022.10.15
ご意見がありましたのでお知らせいたします。
今まで症例の受け入れがほとんどおりませんでしたので、記載しておりませんでしたが、
当院は少人数で診察を行なっておりますため、
ピットブルと土佐犬の診察は
お断りさせて頂いております。
飼い主様のお力になれず大変恐縮ですが、受入可能である他院様への
御受診をお願いしております。
2020.04.8
当院ではコロナウイルス感染対策として、
その際に『呼び出しコール』をお渡しさせていただいておりますので、
順番になりますまで、お外もしくはお車にてお待ちください。
また、
お願い致しておりますので、その他の方は車内にてお待ちいただいております。
待合室、診察室では密室にならぬよう窓を開けておりますので、
体温調整が可能な衣類でご来院いただけますようお願い致します。
2020.03.20
いつも当院をご利用いただきまして感謝申し上げます。
外来患者様の増加に伴い緊急を要する手術・処置数も増加いたしております。
これらの処置は午前・午後診療後に行うため
処置・手術時間の確保のため、誠に勝手ながら
下記の通り変更させていただくこととなりました。
ご理解とご協力をお願いし、ご案内申し上げます。
2020.02.26
診察・手術関連諸経費の高騰化や労働勤務環境整備などに伴い、
診察料の改定をさせていただきます。
飼い主様にご負担をお掛けする形となり、大変申し訳ありませんが、
ご理解・ご了承のほどお願い致します。
2020年3月1日より
再診料:500円(税抜き)⇨診察料として:800円(税抜き)
初診料:1000円(税抜き)カルテ作成料:500円は今までと同様となります。