当院は猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療を行なっています。
診断された場合には一刻も早い治療開始が望まれる怖い病気です。
猫伝染性腹膜炎といわれる病気であり、猫コロナウイルスが原因となって生じる病気です。発症すれば、予後は絶望的であり治療法がないといわれていた病気でした。
今まで使用されていた薬剤に関しては、治療薬といえるほど治療効果はみられず病気が進行し、ほぼ全例において数日から数ヶ月の経過を辿り亡くなってしまいました。
近年、様々な治療薬が提案されてきたことにより、ほぼ100%の致死率と言われていた病気が90%以上の高確率で寛解するという報告が出てきました。
当院は内服薬GS-441524製剤、注射薬レムデシビルを使用して治療を行います。
GS-441524のライセンスに関してはギリアド社が保有しており、ネット上で安価で出回っているものは中国のメーカーがギリアド社に許可なく注射や内服薬に加工したもので、品質や成分などに関しても差があるといわれ、治療効果などもばらつきがあります。事実、治療薬をネットで購入し使用していたが改善が全くみられず逆に体調不良となり当院に来院された猫ちゃんも多数いらっしゃいます。
当院では、英国BOVA社より正規品であるGS-441524(経口製剤)を輸入しそれを用いた治療を行っております。この治療薬では高い有効性と安全性が確認されていますが、日本では未承認薬となっております。
薬剤は84日間(12週間)の投与が必要となり、FIPのタイプや症状、体重により治療費用は異なりますが、薬剤費のみで最低でも50万円〜の費用がかかってきます。
上記で記載したように当院で用いる治療薬は輸入薬を使用いたします。在庫状況と輸入のタイミングによりお薬をお渡し出来ない可能性もあるため、必ずご連絡のうえ来院頂きますようお願い致します。
上記の事項に関しては必ずお読みください。
以上のことをお読みいただいた上、FIP治療を希望される場合には当院診療時間内にお電話にてご連絡いただき、下記内容をお知らせください。
病院混雑時には一先ずご連絡先のみをお伺いし、手が空き次第折り返し連絡させていただくことがあります。ご了承ください。
contact
栃木県小山市で動物病院をお探しの際は、お気軽にご連絡ください。