本当にFIPですか?
猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療報告ブログなどをみて
お問い合わせやFIP治療目的で多くの方にご来院いただく
機会が増えております。
FIPの確定診断はなかなか困難を極めることもあり、
セカンドオピニオンとして当院に来院されるケースが非常に多くなってきております。
他院様にて『FIPが疑わしいがよく分からず判断が困難である』…といわれ
当院でFIPと診断し治療を開始するケースも多くあります。
別の例として、FIPでは無いにも関わらず
『FIPと診断されFIP の治療を開始しても病態が改善しない、もしくは悪化している』
とのことで当院にセカンドオピニオンで来院するケースも多くみられています。
FIPではないにも関わらずFIPの治療を行なっても当然効果がありません。
今回、2つの病院様にかかりFIPの疑いがあるとのことで当院に来院された
『コムギ』ちゃん。前医様での検査・治療内容を拝見したのち、
当院でも追加検査をさせていただきましたが、
FIPの病態とはどうにも様子が異なるため、
多角的に検査をおこなった結果『猫ヘモプラズマ症』という病気と診断されました。
元気食欲もなく貧血も重度ではありましたが、診断がきちんと確定したことにより
治療を行なった結果、ご飯もガツガツ食べるようになり貧血も改善し
すっかり元気を取り戻すことができました☺️

どの病気に関してもきちんとした診断および的確な治療が求められますが、
とくにFIPに関しては進行が早い病気のため迅速な診断・治療が必要とされます。
FIPかも?と診断されたが御不明点や疑問点がありましたら
早めのお問い合わせをお願いいたします。
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栃木県小山市の動物病院
メルどうぶつ病院
メルどうぶつ病院は
小山市・野木町・下野市・結城市をはじめとする
何でも気軽に相談出来る地元密着型の動物病院を目指しています。
FIP(猫伝染性腹膜炎)治療を行っております。
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