2022.11.10
近年、皮膚炎で来院される猫ちゃんの症例が多くみられます。
その中でもアトピー性皮膚炎(アレルギー性皮膚炎)を疑う症例が多く
来院され、最近ではほぼ毎日のようにアトピー疑いの子の診察をしています。
『アトピー』という言葉自体の意味がギリシャ語由来で『不思議な』とか『つかみどころのない』と
いった意味を指し示しており、まだまだ人医療でも治せる病気(完治)ではなく、
お薬などにより症状を抑える病気と位置付けられています。
今回、来院された『スモモ』ちゃんですが、
下腹部の痒みが酷いという主訴で来院されました。
お話をおうかがいした状況から、痒みの鑑別と治療を行い、
2週間後の経過として、、、
さらに2週間後には、、、
皮膚もほとんど舐めなくなり、スモモちゃんのQOL(生活の質)も
上がったとのことでした。
(初診時のお顔ですが、目の周りや目の上部にも赤みがあります)
アレルギーやアトピーは残念ながら、まだまだ治る病気ではないため
多くの場合、継続的な治療が必要となってきます。
飼い主様にして頂く継続的な投薬や定期的な診察が必要となるため
大変な病気ではありますが、『痒み』という感覚は、当人にとって
非常に辛い感覚となります。『痒み』で悩まれている飼い主様がおられましたら
ご相談いただければと思います。
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栃木県小山市の動物病院
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