2022.10.28
猫ちゃんの飼い主様から
「猫を病院に連れてくるのが毎回格闘で一苦労なの!」
というお声をよく頂きます。
ワンちゃんと違い『お散歩』という概念が無く、
『キャリーに入る』=『病院に連れて行かれる』という反応が起こり、
結果逃走反応に繋がると言われています。
そのような子たちに対して、キャリーに慣らせるという行動治療が推奨されています。
1.まず下記に示すようなキャリーを部屋に置き、近付く事に慣らします。
2.キャリーに入ってリラックスしてもらうようにする
3.猫ちゃんが中に入ったらキャリーのドアを閉めて中に居る事に慣らす
4.キャリーのドアを閉めて、家の中を移動する事に慣らす
5.キャリーに入れた状態で車に乗せ『お出掛けドライブ』をして帰ってくる
という事を行い、『キャリーに入る』=『必ずしも嫌なことではない』
を覚えてもらう行動治療となります。
病院に行こう!となってから慣れさせるのは時間が掛かるため、
まずは普段の生活にキャリーが自然に溶け込んでくれるようになるまで
置いて頂けるようにお願いします。
上記のものは、『コロルおでかけねこベット』というものですが、
勿論、このキャリーでなくとも問題ありません。
病院に着いてから猫ちゃんが嫌がってキャリーから出てきてくれない事があるため、
今後キャリーを購入される場合には、上記のもの以外であれば、
下記写真のように『横開き』のものよりも『上開き』のドア仕様のものを推奨致します。
『横開き・上開き』両方だと尚、良いと思います。
今回の投稿が、来院時に御苦労されている飼い主様の助けに少しでもなってくれる事を願います。
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栃木県小山市の動物病院
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