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腹腔内腫瘤手術

2016.01.24

寒暖の差が激しい気候により、『下痢や吐き気』の症状での来院が

増加してます。そのような症状がありましたらお早めにご来院ください。

『吐き気』の原因は様々であり、この時期に多い

『急性の胃腸炎』をはじめとして、『誤飲等の異物』、『腫瘍性』、『内蔵系の病気』etc…

 

今回の症例は下痢・吐き気がみられ、来院時に触診したところ下腹部に大きな腫瘤があり

腫瘍の可能性があったため、開腹手術となりました。

飼い主様に手術前にCTを撮りに行って頂いた結果、膣から発生している

腫瘍という事が判明し、また、尿管(腎臓から膀胱に尿を運ぶ管)を

巻き込んでいたことが分かり、

場合によっては骨盤を開けなければいけないかもしれない手術。。。

難易度が高く、時間がかかる可能性があったため他病院の先生方含め3人体勢で

診察終了後に手術を行うことに。

お腹を開けてみると、腫瘤と他臓器が癒着(くっついている状態)をおこしており、

また、膀胱に通っている血管や神経、尿管なども巻き込まれていたため、

非常に神経を使う手術でした。(手術中の写真は最後に載せてあります)

20時15分からはじまった手術は最終的に23時45分までかかり、麻酔が覚めた時には

日付が次の日に(。・ω・。)

DSCF6867(取り出した10cm弱の腫瘍)

術後の排尿障害や膀胱の神経麻痺などもみられず、元気に回復してくれたので一安心です☆

 

麻酔の管理や手術なども含め、一人ではなかなか大変だと思われる手術でも

他病院の先生方と協力し、出来うる限り対応させて頂きたいと思っておりますので、

手術や診察の事などで何かご不明点などがありましたら、お気軽にご相談下さい。

 

 

手術写真が載せてありますので苦手な方はこの下をみないようにしてください。

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DSCF6851 DSCF6853

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栃木県小山市の動物病院

メルどうぶつ病院

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