2023.12.11
多くの子が『デキモノ』があるといった主訴で来院されます。
1〜2mmの小さなものから10cm近くの大きなものまで様々ですし、
良性のこともあれば悪性のこともあります。
大概のものは細胞診といった無麻酔で針を刺すことにより
悪性なのか良性なのか判断がつきますが、まれに判断がつかずに微妙な診断となり、
確定診断のために麻酔をかけて手術をすすめることもあります。
手術にて切除といっても腫瘤が出来た場所により、
生体として機能を失わないために切除したのちに
きちんとした形成術が必要となります。
今回、爪の根本に腫瘤が形成されだんだんと大きくなってしまったため
完全に取り切るために断指手術を行なわざるを得なかった『ソラ』ちゃんですが、
飼い主様としては、指をとることが歩行に影響が出ないかなどを心配されていました。
後肢にできた腫瘤
断指手術直後
手術3週間後
腫れも歩行障害も出ることなく傷口も綺麗に治りました。
断指をすることに対して飼い主様の悩まれる気持ちは
よくわかります。
しかしながら万が一、様子を見過ぎることによって病気が進行し
指だけではなく足や手を落とすことも考えなければいけない状況になってしまうと、
より生活に支障が生じてしまいます。
デキモノが出来ないことが何よりですが、
腫瘤を発見し段々と大きくなっているようなことがあれば
早めの御受診をいただきますようお願い致します。
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栃木県小山市の動物病院
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