2023.08.3
『歩き方がおかしい』、『腰が痛そう』、『動きたがらない』…
などの症状で来院される子の場合、診察をすすめていくと椎間板ヘルニアなどの
脊中の病気の診断に辿り着くことが多く(確定診断にはMRIが必要です)
M・ダックスさんやトイ・プードルさんなどによくみられられます。
今回、来院された『モコ』ちゃんは、
腰が痛そうに背中を丸めており診察室でもたしかに腰が猫背になっている。。。
腰に病変がないかを確かめるためにレントゲンを撮ってみると、
腰の病変ではなくお腹の中に腫瘤が発見されました。
いつ破裂してもおかしくない状況であったため、
緊急的に手術を行い、お腹を開けてみると、
膵臓や小腸などの臓器に癒着した巨大な脾臓腫瘤が確認されました。
術後の覚めも良く、翌日には元気に帰って行きました☆
腰が痛そうとの主訴で来院されましたが、腫瘤を取り除いたあとは
元気いっぱい歩くようになったとのことでした。
脾臓腫瘤に関しては血液検査だけでは絶対に発見できない腫瘤のため、
健康診断として画像検査などを行うことを強く推奨します。
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栃木県小山市の動物病院
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