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犬の乳歯遺残

2022.11.17

わんちゃんの場合、

7ヶ月齢位までには『乳歯から永久歯』に完全に生え変わる、はずです。

乳歯が抜けず、永久歯と乳歯が混在して生えていることを『乳歯遺残』と呼びます。

乳歯遺残は主にチワワ・ヨークシャーテリア・トイ・プードル・マルチーズ…などなどの

小型犬に多くみられ、不必要に乳歯遺残がみられた時には歯垢や歯石が溜まりやすくなってしまうため、

避妊手術や去勢手術実施時に同時に乳歯抜歯を実施しています。

 

今回、避妊手術を行った『まめ』ちゃん。

手術当日までに残念ながら犬歯部の乳歯2本の遺残が確認されたため、

避妊手術と同時に抜歯手術を行いました。

今回抜いた乳歯になりますが、上記の写真で示すように、

赤枠部分が、見えている乳歯となり、黄枠部分が歯茎の中に埋没していた乳歯となります。

乳歯遺残が認められるときには、

埋没部分の『歯と靭帯』を剥がしていく作業が必要となりますが、

結構な痛みも伴うため、そちらに関しても疼痛管理を行う必要があります。

 

今回、避妊手術と同時に乳歯を2本抜歯した『まめ』ちゃんですが、

痛みを考慮し、しっかりとした疼痛管理を行い手術を行った結果、

術後わずか15分後にはスタスタと歩き回り、

術後3時間後にはお迎えに来て頂いた飼い主様に尻尾をブンブンと振って

元気に家路に帰って行きました♡

 

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