2018.11.11
寒くなり、特定の病気が増えはじめていますが、
中でも当院で最近多く見られるものは『尿道閉塞』です。
以前のブログでも症例紹介しておりますが、
非常に多い病気であり(特にオス猫)命に関わる病気の一つのため、
我が子のトイレの様子をよ〜〜〜〜〜くご確認下さい。
・トイレがいつもより長くないか?
・何回もトイレに行っていないか?
・ペニスの先端をよく舐めていないか?
・おしっこがキラキラしてないか?
などなどがありましたら、絶対!!!に様子を見ないで
早目早目の受診をしてください!
『もこ』ちゃんも以前から頻尿が見られ、
前日より尿が出ていない様子ということで来院されました。
診察を行うと膀胱がはち切れんばかりにパンパンで、
尿道内は結晶がいたるところで詰まっていました。
尿道内結晶での閉塞をなんとか解除したのち、血液検査を行うと
腎臓数値の悪化、肝数値の悪化、電解質(身体のミネラルバランス)の乱れが。
特に電解質中の『カリウム』と言われる数値が高過ぎで、
心臓がいつ止まってもおかしくない状態。
急いでカリウムを下げる薬剤などを使っても、一向に下がる気配がなく、
非常に危険な状況でしたが、様々な薬剤を使用し、
一晩付きっきりの治療を行なった結果、わずかながらにでも徐々に改善がみられ、
その後長い入院生活を経て、本日無事に退院してくれました。
嫌なことを沢山されたにも関わらず、退院まで、
我々スタッフにゴロゴロと言ってくれる可愛い『もこ』ちゃんでした。
これから冬になり、より一層尿道閉塞が多くみられる時期になりますので、
上記に示したような症状がみられる場合には、一刻も早く、動物病院を受診して下さいね。
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栃木県小山市の動物病院
メルどうぶつ病院
メルどうぶつ病院は
小山市・野木町・下野市・結城市をはじめとする
何でも気軽に相談出来る地元密着型の動物病院を目指しています。
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