2017.07.31
猫の尿道閉塞に関してはこのブログでもよく書いていますが、
尿道閉塞も発見が遅ければ、確実に『死』を招く病気の一つです。
尿道閉塞のほとんどはオス猫に見られるため、
オス猫ちゃんが「おしっこが出ない」「しぶる姿勢が多い」などの
症状が見られるなら、様子を見過ぎずに病院に行ってください。
今回、初診で来院された『おに』ちゃんは、
おしっこが出ている様子がなく、ご飯も食べないとの主訴で来院されました。
体温を測ると36度台まで体温が低下し、ぐったりした状態でした。
尿道はガッツリと閉塞していたため、なんとか尿道を確保し、
血液検査をしたところ、急性腎不全と併発でDICと言われる非常に危険な状態にまで
なっていることが判明したため、そのまま入院となりました。
おしっこを出しても点滴をしてもカリウム(K)と言われる電解質が全く下がらず、
危険な状態が続いたため、GI療法というインスリンを用いた治療を行い、
ようやく安定化することができました。
5日間の入院の後、すっかり元気になり、ご飯もガツガツ食べてくれるように☆
入院生活が続く猫ちゃんには通常は嫌われることが多いのですが、
ものすごくフレンドリーな関係のまま退院となりました
カメラ目線がとても得意な『おに』ちゃん。
また閉塞にならないように処方食はきっちり食べてくださいね〜
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
栃木県小山市の動物病院
メルどうぶつ病院
メルどうぶつ病院は
小山市・野木町・下野市・結城市をはじめとする
何でも気軽に相談出来る地元密着型の動物病院を目指しています。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆