2016.10.14
動物たちとのスキンシップのため、身体を触っていると
「ん??何だか『しこり』があるぞ??」なんてことを経験された方も
多いと思います。
どんなに小さい物でも悪性のものもあれば、かなり大きなものでも
良性の場合もあるため、一概には全てが悪い、ということは言えないのですが、
何か『しこり』を見付けた場合には様子を見過ぎず、
一度診せて頂く事をオススメしています。
今回、来院された『ラン』ちゃんは、
数年前からしこりがあり、
それが段々と大きくなり、抗生剤などを使用しても感染や出血を起こし
悪化してきたため、当院に来院されました。
来院時にはちょっと壁にぶつかっただけでも出血がポタポタと垂れ
感染が進んでいる状態でした。
本人も相当痒いようで壁に腰を押し付けては、出血、、、
という事を繰り返す状態。。。
飼い主様は年齢的な事なども非常に心配されていましたが、
感染もあり、全身状態も悪化していたため、やらない訳にはいかない状況をご説明し
手術を実施しました。
検査の結果、今までの抗生剤の使用歴により、
ほとんどの抗生剤が効かない事が判明し(いわゆる耐性菌)、
また腫瘤が出来た『場所(皮膚が寄りづらい部位)』と『大きさ』により
なかなか大変な手術となりましたが、
本日、無事に傷が開く事も感染も無く、抜糸の運びとなりました。
(摘出した腫瘤も良性であり完全摘出となりました☆)
本人も痒がる事も無くなり、術後にはより一層、
元気になり、食欲が旺盛になったとの事で飼い主様も大喜びでした。
皮膚の腫瘤は大きくなってからでは摘出が非常に大変になるため、
なるべく小さいうちに摘出する事が推奨されます。
気になる『しこり』を見付けたらご来院下さいね。
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栃木県小山市の動物病院
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