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うさぎの子宮疾患

2019.11.28

日に日に寒くなっているかと思いきや急に10℃くらい暖かくなる日もあるため、

まだまだ体調不良になる動物たちが多く来院されます。

 

今回来院された『ごま』ちゃんは、3年前から定期的に爪切りに来院されて

いました。特に体調不良ということもありませんでしたが、

腹部の超音波検査をしてみたところ、子宮がわずかに腫れている所見が。

 

今までのうさぎさんに関するブログにも書かれていますが、うさぎさんの麻酔には

非っ〜〜〜〜〜〜〜〜常に気を使うことが多いのです。

3歳になった『ごま』ちゃんは、なかなかの豊満なボディーの持ち主であるため、

脂肪により肺や気管が圧迫されることが予想され、より一層、麻酔には気を使う必要がありました。

 

予想していたよりも麻酔は安定しておりましたが、豊満なお肉により

手術の方に非常に気を使う結果となりました。

 

子宮・卵巣を取り出したところ、見た目上、子宮はあまり腫れておらず

子宮内の炎症なのかと思うくらいでしたが、病理組織検査を行なったところ、

戻ってきた病理結果は、、、

 

子宮腺がん

 

非常に初期の状態のため、今後の心配はほぼ無いに等しい状況ですが、

うさぎさんは病気を隠す動物のため、何よりも早期の状態で手術が出来て

良かったと思います。

 

手術により体重の約10%の脂肪と子宮・卵巣を取り出したため、

非常にすっきりスリムになった『ごま』ちゃんです❤️

 

何度も記載しているように、うさぎさんは麻酔のリスクが低くはありませんが、

メスうさぎさんの場合には子宮・卵巣の病気になる可能性が高いため、

避妊手術をお勧めしております。

迷っておられる場合には、ご相談いただければと思います。

 

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